かつて福岡県久留米市東合川2-6-15に位置していた「赤から鍋と焼肉 赤から 久留米合川店」は、多くの人々に親しまれていましたが、2023年7月9日をもって営業を終了し、閉店いたしました。度重なる豪雨災害の影響により、営業継続が困難となったためとされています。かつては、久留米大学前駅から徒歩約13分(約1.0km)、西鉄甘木線五郎丸駅からは徒歩約19分、JR久大本線御井駅からも徒歩圏内と、公共交通機関でのアクセスも可能でした。また、東合川商工団地、千歳市民センター入口、地場産業センター入口といったバス停からは徒歩約7分と近く、九州自動車道小郡鳥栖南スマートICからは車で約20分と、幹線道路からの利便性も高い場所にあり、駐車場も完備されていたため、車での来店にも便利な立地でした。
この店舗は、名古屋名物の旨辛い「赤から鍋」と「鶏セセリ焼」を二枚看板とする専門居酒屋として、地域に根差していました。特に「赤から鍋」は、秘伝の味噌をベースに唐辛子や様々なスパイスをブレンドした特製のスープが特徴で、その辛さは0番から10番まで、あるいはそれ以上の段階で好みに合わせて選ぶことができました。鍋には国産牛ホルモン、つくね、豚バラ、油揚げ、豆富、白菜、もやし、白ネギ、ニラといった豊富な具材が入り、様々な味の変化を楽しめました。鍋の〆には、スープととろーりチーズの相性が抜群のチーズリゾットをはじめ、雑炊、ラーメン、きしめんといった選択肢が用意されており、最後まで「赤から鍋」の世界を満喫できました。
焼肉メニューでは、看板の鶏セセリ焼きのほか、牛タン塩や各種カルビなども提供され、食べ放題のコースも用意されていた時期もありました。ランチ営業も行われていた時期があり、昼夜問わず様々なシーンで利用されていました。ディナーの予算は、おおよそ4,000円程度とされていました。
一品料理も充実しており、名古屋名物の手羽先唐揚げ(中辛、甘口、大辛、激辛の辛さ選択肢あり)、味噌串カツ、海老ふりゃ~串などが人気でした。その他、「赤きゅう」「赤からチョレギサラダ」「赤から玉子焼き」「チーズ玉子焼き」など、赤からならではの工夫を凝らしたメニューや、唐揚げ丼、セセリ丼、焼き肉丼といったご飯ものも提供されていました。食後のデザートには、名物の「いも娘」をはじめ、「かぼちゃ娘」「フルーツいっぱいのふわふわスフレ」など、甘味で締めくくる楽しみも提供されていました。
店内は、友人との飲み会や学生の集まり、家族での食事など、幅広い客層に対応できるような空間が広がっていました。個室や座敷席、お子様用の椅子も完備されており、様々なニーズに応えていました。クレジットカードでの支払いも可能で、利便性も考慮されていました。地域に愛された「赤から鍋と焼肉 赤から 久留米合川店」は、その特徴的なメニューと居心地の良い空間で、多くの人々の思い出に残る存在でした。