福岡市博多区博多駅東2丁目1-1の都ホテル博多13階に位置していた「SOMEWHERE RESTAURANT&BAR(サムウェア レストラン&バー)」は、「どこか素敵な場所」をコンセプトに掲げ、都心にありながらリゾートのような非日常感を味わえるオールデイダイニングとして親しまれていました。2025年6月9日をもって営業を終了し、今後は新たなレストランが2025年7月3日にオープンする予定です。
かつて「SOMEWHERE RESTAURANT&BAR」が提供していたのは、天井まで広がるガラス張りの開放的な空間から博多の街並みや美しい夜景を一望できる、都会的でありながらも心地よい雰囲気でした。都ホテル博多の最上階というロケーションを活かし、訪れる人々に特別な時間を提供することを目指していました。アクセスは非常に良好で、JR博多駅筑紫口から徒歩わずか1分、地下鉄「博多駅」東出口からは地下コンコース直結という利便性の高さも特徴でした。福岡空港からも車で約15分と、遠方からのアクセスにも優れていました。
料理は、日本のイノベーティブシーンを牽引する東京・西麻布のミシュラン1つ星レストラン「Crony」の春田理宏シェフがディナーメニューを監修し、長崎県出身でフランス料理の経験を積んだ辻信太郎エクゼクティブシェフが、九州各地の食材を斬新な視点で昇華させたイノベーティブなアラカルトやコース料理を提供していました。メニュー名からは想像もつかないようなサプライズと遊び心に満ちた世界観が表現され、食を通じて新たな発見があるような体験ができました。
提供されていたメニューは多岐にわたり、朝食ではアメリカンブレックファストや和食御膳、サラダ&フルーツセット、博多うどんセットなどがあり、大人一人あたり3,100円で提供されていました。ランチはライトコース3,500円、スタンダードコース4,800円、プレミアムコース6,800円といった複数のコースが用意され、選べるメイン料理に加えてデザートの食べ放題が楽しめるものもあり、特に女性からの人気を集めていました。ディナーでは、九州の旬の食材をフレンチの技法で仕立てた「Kyushu Premium」コースが9,800円(ペアリングワイン付きは14,300円)で提供されるほか、アラカルト料理も600円から楽しむことができました。また、ドリンクメニューも充実しており、「食べログアワード2019」でベストソムリエを受賞した小澤一貴氏が選んだ300本を超えるワインや、季節ごとの趣向を凝らしたカクテルなどが用意されていました。
座席は総席数90席または98席(店内90席、テラス8席)で、カウンター席、ソファー席、テラス席など多彩な選択肢がありました。特に、博多の夜景を眺めながら食事ができる窓際席は人気でした。また、2名から6名まで利用できる個室も2部屋完備されており、ランチでは5,000円、ディナーでは10,000円の個室料で利用できました。顔合わせや接待といった大切な会食の場としても最適で、プライベートな空間でゆっくりと食事や会話を楽しむことができました。
特別なサービスとして、コース料理を注文したお客様には無料でメッセージプレートが提供されており、誕生日や記念日などのサプライズ演出にも利用されていました。また、食物アレルギーを持つお客様への配慮もされており、電話での事前相談が可能でした。お子様連れの利用にも対応しており、お子様用の椅子や食器が用意され、ベビーカーでの入店も可能でした。お子様メニューも用意されており、家族での利用にも配慮が行き届いていました。さらに、都ホテルの屋上にある温泉SPAとランチを組み合わせたお得なセットプランも提供され、リフレッシュと美食を同時に満喫できる特別な体験も可能でした。
「SOMEWHERE RESTAURANT&BAR」は、その洗練された空間と、九州の豊かな食材を活かした革新的なフレンチで、多くの人々に記憶されるレストランでした。