高知県吾川郡いの町の山間部に位置する「cafe&bistro 木の根 に萌す。」は、「木の根ふれあいの森」研修棟内に佇む隠れ家のようなビストロです。清流仁淀川の源流にほど近い、雄大な自然に囲まれたこの地で、五感を刺激される特別な食体験を提供しています。高知市中心部からは車で約1時間半、いの町の中心部からは車で約1時間の距離にあり、国道194号線を経由してアクセスします。愛媛県側からは松山自動車道いよ西条ICを降りて国道194号線を進むルートがあり、高知県側からは高知自動車道伊野ICから国道33号線を経て国道194号線に入るルートが案内されています。また、「木の根吊り橋」に車を停めて、遊歩道を約15分歩いて訪れることも可能です。広々とした無料駐車場も完備されており、車での訪問が便利です。
このビストロは、東京での約10年の料理人経験を持つ店主が、地域おこし協力隊として移住した後にオープンしたもので、その確かな腕前が光ります。コンセプトは、高知の豊かな自然が育んだジビエや地元の厳選された食材、そして店主自らが丹精込めて育てた自家菜園の野菜をふんだんに使った料理を、心ゆくまで味わうこと。都会の喧騒から離れた静謐な空間で、ゆったりとした時間を過ごすことができると評判です。特に雨の日には、しっとりとした山の静けさと、青さを増す緑、立ちのぼる森の香りが心地よく、一人で読書をしながら静かに過ごすといった利用も提案されています。
メニューの中でも特に人気を集めているのが、猪と鹿の肉を使用した「奥山育ちのハンバーグステーキ-3色のバリエ-」です。この一皿は、2019年に開催された「高知よさこいジビエコンテスト」の料理部門で優秀賞を受賞したレシピをアレンジしたもので、ジビエ特有の臭みがなく、肉本来の強い旨みと甘みが際立ちます。季節ごとに変わる3種類のソースと共に提供され、目でも舌でも楽しませてくれます。また、幅広い世代に支持されている「荒くれ猪のタコライス」も、一度は味わいたい一品です。ディナーはコース料理が中心で、アラカルトメニューも充実しています。自家製のシロップを使ったドリンクや、挽きたての豆で淹れるこだわりのコーヒー、世界各国のビールやワインなども豊富に揃い、料理とのペアリングを楽しむことができます。ランチタイムには限定メニューも提供されており、訪れるたびに新たな発見があるでしょう。料金の目安としては、ランチがおおよそ1000円から、ディナーが4000円からとなっています。
「cafe&bistro 木の根 に萌す。」は、限られた席数で営業しているため、事前の予約が推奨されています。特にコース料理を希望する場合は、1週間前までの予約が必要です。また、月曜日から木曜日までの平日の夜は完全予約制で、2名からのコース利用に限られます。店舗がある「木の根ふれあいの森」には、コテージやキャンプ場といった宿泊施設も併設されており、コテージに宿泊するお客様がディナーコースを注文すると、1棟につき1000円の割引が適用される特別なサービスも提供されています。森の中には散策路も整備されており、食事の前後に森林浴やプチ登山を楽しむなど、自然を満喫しながら過ごせるのもこの場所ならではの魅力です。様々なクレジットカードや電子マネーでの支払いに対応しており、利便性も確保されています。自然の中で質の高いジビエ料理を堪能し、心身ともにリフレッシュできる、特別な隠れ家ビストロです。