高知県四万十市の自然豊かな西土佐江川崎に位置する「カリーとパスタ 福喰」は、地域に根ざした「地産地食」をコンセプトに掲げる魅力的なレストランです。JR予土線江川崎駅から徒歩約10分、約770mの場所にあり、駐車場も完備されているため、車でのアクセスも便利です。四万十市の元地域おこし協力隊員であった店主が、地元食材の魅力を最大限に引き出すためにオープンしたこの店は、地域内外から多くの人々が訪れる隠れた名店として知られています。特に、ツーリング客にも人気があり、ランチタイムは活気に満ちています。
店内は、以前スナックだった建物をリノベーションした空間で、温かみのある雰囲気が特徴です。壁には森をイメージした壁画が施され、自然の中で食事を楽しんでいるかのような開放感を提供しています。店名にちなんでフクロウをモチーフにした可愛らしい装飾も随所に見られ、訪れる人々を和ませます。オーナーシェフの人柄も温かく、心ゆくまでゆっくりと過ごせる居心地の良い空間が広がっています。
「カリーとパスタ 福喰」のメニューは、その名の通り、こだわりのカレーとパスタが中心です。特に注目を集めているのが、四万十川の貴重な天然ツガニを贅沢に使用した「ツガニのカリーセット」です。このカリーは、丸ごとのツガニだけでなく、自家製のツガニペーストをたっぷりと使用した濃厚なスープが特徴で、ツガニの風味を存分に堪能できるよう、オリジナルのスパイスが調合されています。さらに、ココナッツを加えることで、ほどよいマイルドさが加わり、深みのある味わいを生み出しています。サラダ、デザート、ドリンクがセットになったランチは、およそ1,000円から楽しむことができ、手頃な価格で高品質な料理を味わえると評判です。
パスタメニューも季節ごとに内容が変わり、訪れるたびに新しい味に出会える楽しみがあります。過去には、地元産の米ナスや小エビを使ったトマトパスタ、きのこや鮭のオイルソースパスタなどが提供されてきました。旬の食材をふんだんに取り入れることで、その時期ならではの美味しさを追求しています。また、鹿肉を使ったジビエ料理も提供されており、「鹿肉のボロネーゼ」や赤ワインでじっくり煮込んだ「鹿肉の赤ワイン煮」など、鹿肉の旨みを活かした料理も人気を集めています。鹿肉を使ったレトルトのキーマカレーも商品化されており、家庭でも店の味を楽しめるようになっています。
ランチタイムの営業は11:00から14:00までで、火曜日と金曜日が定休日となっています。ディナータイムは完全予約制で、お客様の予算や人数、好み、年齢層などに合わせて、地元の食材を用いた特別な創作料理が提供されます。会食や特別な日の利用にも対応しており、来店前に直接相談することで、要望に応じたメニューを組み立ててくれます。座席数は12席とコンパクトながら、その分きめ細やかなサービスとゆったりとした時間が提供されています。個室の用意はありませんが、貸し切りでの利用も相談可能です。
「カリーとパスタ 福喰」は、四万十の豊かな自然の中で育まれた食材の美味しさを伝え、訪れる人々に心温まる食体験を提供する場所です。地元の食文化に触れ、ここでしか味わえない特別なカレーとパスタを堪能するために、多くの人々が足を運び続けています。