高知県高知市南はりまや町に位置する「とさごはん 酔鯨亭」は、高知の酒蔵「酔鯨酒造」が運営する飲食店です。2025年2月26日に約11カ月の休業を経て改装オープンし、旧来の酔鯨亭の雰囲気を活かしつつ、新たなコンセプトを打ち出しています。店舗は「食中酒」として醸造される酔鯨酒造の日本酒と、高知の旬の食材をふんだんに使った料理とのペアリングを心ゆくまで楽しめる場として、20代から30代の女性客を意識した空間作りがなされています。日本酒とお料理の組み合わせによって、双方の風味や味わいが高まり、新たな味を引き出すペアリングの妙を堪能できます。特に、卓上のオーダーシステムメニューにはペアリングのページが設けられており、相性の良い料理と日本酒、その理由まで詳細に案内されているため、日本酒初心者でも安心して楽しめます。
アクセスは、とさでん交通のはりまや橋電停から徒歩3分、デンテツターミナルビル前駅から徒歩1分(約59m)と、主要な交通機関からのアクセスに恵まれています。高知インターからは車で約15分です。
店内は、全60席で構成されており、カウンター席が8席、テーブル席が52席用意されています。10名から16名まで利用可能な個室も完備されているため、接待や家族での食事、少人数での宴会など、様々なシーンで利用できます。店内は全席禁煙です。
料理は、高知の郷土料理を居酒屋感覚で楽しめるのが特徴です。鰹のたたきや四万十鶏の唐揚げといった高知ならではの食材を用いた料理に、酔鯨のおすすめ日本酒を提案しています。また、かつて人気だったクジラ料理は、刺身や竜田揚げなど一部を残しつつ、「酒粕ポテトサラダ」といったオリジナルメニューも提供されています。旬の魚介や新鮮な野菜を使った料理が充実しており、藁で焼いた香ばしい香りが特徴の鯨のたたきや、ウツボのたたき、チャンバラ貝の煮付け、くじらユッケなど、高知ならではの珍味も豊富に揃っています。コース料理は4名から16名までの予約が可能で、4,000円(税込)から用意されており、飲み放題付きのプランも選択できます。
特別なサービスとして、店舗入口には酒蔵の伝統を象徴する杉玉が吊るされ、新酒の時期には青々とした杉の香りが漂い、来店客の期待感を高めます。店内には内壁に酔鯨の日本酒のラベルが施されており、場所によって春夏秋冬のテーマが設けられ、視覚的にも楽しめる工夫が凝らされています。また、店内では酔鯨酒造が一般販売する商品ラインナップに加え、「酔鯨亭限定酒」も提供されており、実際に飲んで気に入った限定酒をその場で購入できる小売販売スペースも設けられています。その他、酔鯨酒造やとさごはん酔鯨亭のオリジナルグッズの販売も行われています。
営業時間は、水曜日から日曜日、祝日、祝前日、祝後日の17時から22時30分まで(ラストオーダー22時)です。月曜日と火曜日が定休日となっています。2025年2月26日のリニューアルオープンに伴い、営業時間が変更されている場合がありますので、最新の情報は公式ウェブサイトにて確認することをお勧めします。