高知県高知市河ノ瀬町101-1緑ヶ丘コーポ1Fに位置していた「スープカレーと創作バル 王様の隠れ家」は、残念ながら2024年2月29日をもって閉店しました。かつては、人気ラーメン店「王様の島」がプロデュースしたお店として知られ、昼はスープカレー、夜は創作バル料理が楽しめる隠れ家的な存在として親しまれていました。
とさでん伊野・後免線上町二丁目駅出口から徒歩約21分、上町五丁目駅出口からは徒歩約22分と、主要駅からはやや距離がありましたが、店舗前には5台分の駐車場が完備されており、高知市中心部からは車で約10分とアクセスしやすい立地でした。その名の通り、少し奥まった場所にある「隠れ家」のような趣があり、訪問する人々にとって発見の喜びを感じさせる店舗でした。
店内は木の温もりを感じさせるアットホームな雰囲気で、大きな窓から自然光が差し込む明るく広々とした空間でした。モダンで落ち着いた内装は、どなたでもリラックスして過ごせる居心地の良い場所として提供されていました。全席禁煙でしたが、店外には喫煙スペースが設けられていました。
昼のメインであったスープカレーは、「王様の島」のラーメンスープをベースに秘伝のカレーレシピを融合させた独自の味わいが特徴でした。特に「ほろほろスペアリブのスープカレー」は、骨付き肉が器から飛び出すほどの迫力で、じっくり煮込まれたスペアリブと豊富な野菜の組み合わせが人気を集めました。その他、「ぷりぷりホルモンとニラのスープカレー」や女性に好評だった「ナスとトマトの薬膳スープカレー」、「ベーシックスープカレー」、「キノコとバターのスープカレー」など、多様な種類が提供されていました。ご飯はバターライスと十六穀米から選択可能で、量は小盛(150g)、中盛(250g)に加え、プラス料金で大盛(400g)や「マンガ盛り」といったユニークなオプションもあり、訪れる人の空腹具合に合わせて選べる柔軟性がありました。ランチタイムにはミニスープカレーが付くワンプレートランチも提供され、手軽にその味を楽しむことができました。
夜は一転して創作バルとしての顔を持ち、お酒と共に楽しめる工夫を凝らした料理が提供されました。特に「〆の中華そば」は老若男女問わず人気の一品で、ラーメン店プロデュースならではの〆にふさわしい逸品でした。他にも、「やみつきナス」や「サクサクえのき」、「自家製つくね ピーマン添え」といったユニークなアラカルトメニューや、「王様の作った干物シリーズ」など、趣向を凝らした創作料理の数々が並びました。「チャーシューねぎトースト」や「ぷりぷりエビの手作りクリームコロッケ」など、馴染み深い食材を使った意外性のあるメニューも提供され、訪れるたびに新しい発見がありました。
ドリンクメニューも充実しており、スープカレーとの相性が良いラッシーやチャイは、プレーン、ゆず、マンゴー、アボカド、カルピス、ブルーベリーなど、多彩なフレーバーが用意されていました。夜のバル利用では、予約限定で120分2,000円(税込)の単品飲み放題も利用でき、高知ではリーズナブルに飲み放題を楽しめる選択肢として提供されていました。
座席数は23席で、一人でも利用しやすいカウンター席と、複数人での食事に適したテーブル席が設けられていました。お子様連れの来店も歓迎されており、子供用の椅子も用意されるなど、幅広い層の客が利用しやすい配慮がなされていました。
「スープカレーと創作バル 王様の隠れ家」は、その独創的なスープカレーと個性豊かな創作バル料理で、高知の人々に新たな食の楽しみを提供していましたが、2024年2月末をもってその歴史に幕を閉じました。現在、この場所で「スープカレーと創作バル 王様の隠れ家」の営業は行われていません。