愛媛県松山市二番町に位置する「ジビエ焼肉・ジビエ鍋 狩人の空」は、松山の大街道駅から徒歩およそ3分、県庁前駅からは徒歩約6分、市役所前駅からも徒歩約7分というアクセスしやすい立地にあります。桜井ビルの2階に店を構え、都会の喧騒を離れて落ち着いた時間を過ごせる空間が広がっています。
2019年にオープンしたこの店舗は、愛媛県産のジビエ肉の魅力を最大限に引き出すことをコンセプトに掲げています。長年にわたり飲食業界で肉を扱ってきたオーナーが、地域の鳥獣害問題にも目を向け、猟師さんたちの活動を支える役割も担っています。提供されるジビエ肉は、「しまなみイノシシ活用隊」や「高縄ジビエ」といった信頼できるルートから仕入れられた、トップレベルの処理技術が施された高品質なものです。お店のスタッフには肉の解体に関わる者もおり、肉の状態を常に把握しているため、来店客に丁寧な説明を提供できる点も特徴です。都会のジビエ料理店と比較して、より手頃な価格で提供することを目指しており、ジビエが初めての方でも親しみやすい料理が揃っています。
店内はジャズが流れる落ち着いた和の空間で、全席が掘りごたつ式の個室となっているため、プライベートな時間をゆったりと過ごすことができます。デートや友人との食事はもちろん、接待や会社の宴会など、様々なシーンでの利用に適しています。個室は繋げて利用することも可能で、最大60名までの宴会に対応できる広々とした空間にもなります。また、カウンター席も備えられており、一人でも気軽に立ち寄ってジビエ料理を堪能したり、店員との会話を楽しんだりすることもできます。
メニューの中心は、厳選されたジビエ肉を使用した焼肉と鍋料理です。特に注目されるのは、ジビエ焼肉に用いられる溶岩プレートです。この溶岩プレートは強力な遠赤外線を放ち、ジビエ肉を柔らかく、ジューシーに焼き上げるとされており、その調理法にもこだわりが感じられます。鍋料理では、「熟成いのししの牡丹つゆしゃぶ」や、地元北条の忽那醸造の3種類の味噌をベースにした秘伝の出汁が特徴の「熟成いのししと鴨もも肉の牡丹鍋」が人気です。さらに、「狩人流すきしゃぶ(すき焼き)」も提供されており、猪・鹿・馬・鴨など、その日の仕入れに応じた旬のジビエ肉を様々な形で楽しめます。これらの鍋料理では、追加のだしが永久無料で提供される嬉しいサービスもあります。
コース料理も充実しており、「熟成いのしし肉の牡丹つゆしゃぶしゃぶコース」や「熟成いのししの松山牡丹鍋コース」には、平日2.5時間、週末2時間の飲み放題が付いており、6,500円(税込)から提供されています。また、「【極上】熟成いのしし肉のつゆしゃぶしゃぶコース」は7,500円(税込)で楽しめます。単品メニューとしては、「本日の焼肉盛り合せ」が1,738円(税込)から、猪バラ肉の炙り焼きしゃぶ1,408円(税込)、熟成いのししと鴨もも肉の牡丹鍋が2,728円(税込)といった幅広い価格帯で提供されています。他にも、馬刺しや「超さっくさく いのししコロッケ」、「大葉とチーズのとん平焼き(猪バージョン)」など、ジビエの様々な部位や調理法を活かした一品料理が豊富に揃っています。食事の締めには、鍋の旨味が凝縮されただしで作る「こだわりチャンポン」や「たまごぞうすい」、さらには味噌ラーメンやカレーうどんといった選択肢もあり、最後までジビエの風味を堪能できます。ドリンクメニューでは、愛媛の地酒「石鎚」や、お店とサントリーが共同開発した「ハンター」という洋酒サワーなど、ジビエ料理との相性を考慮したこだわりのラインナップが用意されています。
特別なサービスとしては、コースに付帯する飲み放題の他に、単品飲み放題が1,980円(税込)で提供されています。また、PayPayでの支払いが可能で、会計時に利用できるクーポンが提供されることもあります。神泡認定店であるため、ビールも美味しく楽しめるとされています。なお、全席喫煙可能であるため、未成年者の入店は不可とされており、お子様連れでの利用には注意が必要とされています。
「ジビエ焼肉・ジビエ鍋 狩人の空」は、高品質な愛媛県産ジビエを、様々な調理法と手頃な価格で提供し、心地よい和の空間で特別な食体験ができる場所として、地元客から観光客まで幅広い層に利用されています。