愛媛県松山市大手町に位置する「NUMBER808(なんばーはちまるはち)」は、伊予鉄大手町ビルの1階にあり、伊予鉄大手町駅の出口から徒歩およそ0分という抜群のアクセスを誇る店舗です。JR松山駅からも大手町通りを東に進み、線路を越えたすぐ右手という分かりやすい立地で、駅利用者にとって利便性の高い場所にあります。ただし、店舗には専用駐車場が用意されていないため、車で訪れる際は周辺のコインパーキングの利用が推奨されます。
この「NUMBER808」は、単なる飲食店にとどまらず、「八百屋」を意味する「やおや」から名付けられた店名が示す通り、愛媛県の豊かな自然で育まれた食材を全国に発信することを目指すブランド拠点です。元々は松山市柳井町で2021年9月28日に産直スーパーマーケットとしてオープンし、その後、2022年11月16日に現在の松山市大手町へと移転リニューアルオープンしました。移転後は、新鮮な県内産野菜や果物、地域の特産品、オリジナル商品、手作り弁当などを販売するマルシェ機能に加え、その新鮮な食材をふんだんに使用した料理を提供するカフェやレストラン、さらには夜には串カツバルとしても楽しめる複合施設として生まれ変わっています。
店内に入ると、色とりどりの新鮮な野菜や果物が並ぶマルシェスペースが目を引きます。愛媛の「いいもの」がセレクトされており、見ているだけでも楽しい空間です。まるで都会のおしゃれなアンテナショップのような洗練された雰囲気が漂い、買い物をするだけでなく、愛媛の食文化に触れることができるでしょう。
店舗の奥には、マルシェで販売されている地元の旬の食材をふかした食事が楽しめるカフェスペースが併設されています。昼の時間帯はランチやカフェとして営業しており、地産地消にこだわった身体に優しいメニューを提供しています。特に人気を集めるランチメニューの一つに「808ランチプレート」があります。こちらは950円で提供され、限定30食という希少性も魅力です。愛媛のブランド豚「甘とろ豚」と「松山どり」を使用したヘルシーなハンバーグを中心に、洋風コロッケ、彩り豊かなサラダ、具材がゴロゴロ入った味噌汁、漬物、厚焼き玉子、ライスなど、多種多様な品目がバランス良く盛り付けられています。あっさりとしたトマトソースがハンバーグの旨味を引き立て、満足感のある一皿と評判です。また、「元祖ゴールデンカレー」も850円で提供されており、八百屋ならではの新鮮野菜がたっぷりと使われています。デザートには、なめらかでとろける舌触りの自家製「808プリン」が200円で限定20食で用意されており、食後の楽しみとしておすすめです。ドリンクメニューも充実しており、特にアルコール類も豊富に取り揃えられています。
夜になると「NUMBER808」は串カツバルへと姿を変え、愛媛県産の肉や野菜を使った串カツをメインに提供しています。串カツとの相性が良いハイボールも充実しており、ウイスキーは角、メーカーズマーク、山崎、白州など、幅広い銘柄が取り揃えられています。松山駅周辺で気軽に立ち寄れる居酒屋としても利用され、女子会などにも適したおしゃれな空間で、地元の食材を活かした料理と共に美酒を堪能できます。
座席は、カウンター席とテーブル席が用意されています。個室の用意はありませんが、カジュアルで開放的な空間で食事や会話を楽しむことができます。
また、「NUMBER808」では一般的なサービスに加え、地域貢献にも力を入れています。松山市が支援する「子ども食堂」の一つである「にじいろ子ども食堂」を運営しており、毎月第3土曜日の12時30分から13時30分まで開催しています。この時間帯には限定40食で、子どもは無料で、大人は500円で食事を提供しており、地域の親子にとって温かい食事の場を提供しています。テイクアウトメニューも充実しており、週替わり弁当やしらす丼、松山ブラックナポリタンなど、ワンコインから楽しめるリーズナブルな価格設定のお弁当も好評です。さらに、コナモンサミットといったイベントでは、ランチ名物のハンバーグをテイクアウト向けに商品化した「まるっと808のほっとはんばーぐ」を提供した実績もあり、愛媛の魅力が凝縮された一品として注目を集めています。
営業時間は、マルシェが10時から22時、ランチ・カフェが11時から16時、串カツバルが17時から23時となっており、曜日や時期によって変動する場合があります。定休日は日曜日と祝日です。地元食材の魅力を多角的に発信する「NUMBER808」は、松山での食体験において、新鮮さと地域性を求める人々にとって魅力的な選択肢となるでしょう。