徳島県板野郡藍住町奥野東中須88-1、「ゆめタウン徳島」の1階レストラン街に位置する「総本家橋本 ゆめタウン店」は、明治31年（西暦1898年）創業という百二十年以上の長きにわたる歴史を持つ、そばの老舗です。徳島の地で伝統の味を守り続けてきたこの店は、厳選された上質なそば粉を用いて丁寧に打たれるそばと、代々受け継がれてきた秘伝のだしで知られ、徳島の食文化を語る上で欠かせない存在として多くの人々に親しまれています。徳島市外へ初めて出店した店舗であり、大型商業施設ゆめタウン徳島内という立地を活かし、幅広い世代の来店客が気軽に利用できるような空間づくりとメニュー展開が特徴です。
「総本家橋本 ゆめタウン店」へのアクセスは、JR高徳線 勝瑞駅から約2,745mと距離がありますが、ゆめタウン徳島という利便性の高い施設内にあるため、自家用車での来店が非常に便利です。徳島自動車道 藍住インターチェンジからは車で約5分というアクセス良好な場所に位置し、ゆめタウン徳島の大規模な駐車場（約3,500台収容可能）を無料で利用できるため、駐車スペースを探す手間がありません。JR徳島駅からはバスで約30分、車の場合でも約30分で到着することができ、県内外からの訪問客にとってアクセスしやすい立地となっています。
この店の大きな魅力は、その歴史に裏打ちされた本格的なそばの味わいに加えて、徳島ならではの豊かな食材をふんだんに取り入れた多彩な料理の数々です。看板メニューである「橋本名物 生そば」は、その香り高い風味とのど越しが多くのそば好きを魅了しています。温かいそばから冷たいそばまで、様々な種類のそばが用意されており、それぞれの好みに合わせて選ぶことができます。特に人気を集めているのは、徳島県産のブランド鶏「阿波尾鶏」を贅沢に使用した「阿波尾鶏親子丼」や、揚げたての海老天などがのった「天丼」といった丼物とそばがセットになった御膳です。また、徳島の郷土料理である「そば米汁」をはじめ、鳴門わかめやすだちといった地元の特産品を活かした一品料理や御膳料理も充実しており、徳島の味覚を存分に堪能できるのが特徴です。季節ごとに旬の食材を取り入れた限定メニューも提供され、来店するたびに新しい味に出会える楽しみもあります。価格帯は、通常の食事であれば平均で950円程度から、ランチやディナーでも1,000円台で満喫できるメニューが多く、日常的な食事から少し贅沢な食事まで、幅広いシーンで利用しやすい設定です。
店内の座席数は38席を設けており、ゆったりと食事ができる4人掛けのテーブル席が8卓、お一人様でも気兼ねなく利用できるカウンター席が6席用意されています。落ち着いた雰囲気の中で、時間を気にせずゆっくりと食事を楽しむことができます。プライベートな空間を求める方には個室の有無が気になるかもしれませんが、この店舗には個室の用意はありません。しかし、家族連れでの来店を考慮し、お子様用のメニューが充実しているほか、お子様用の椅子も完備されているため、小さなお子様を連れての利用でも安心です。店内は全席禁煙となっており、快適な環境で食事を楽しむことができます。
支払い方法については、QRコード決済に対応していますが、クレジットカードは利用できません。また、ゆめタウンの「ゆめカード」をお持ちの場合、現金払いで値引積立額がたまるサービスがあり、お得に食事を楽しむことができます。2011年11月24日にオープンして以来、地元の人々はもちろん、遠方からの訪問客にも愛され続けているこの店舗は、伝統的なそばの味を核に、徳島の豊かな食を体験できる場として、日常使いから特別な日の食事まで、様々なニーズに応えています。
営業時間は、午前11時から午後9時までとなっており、料理およびドリンクのラストオーダーは午後8時30分です。定休日はゆめタウン徳島の休業日に準じていますが、基本的に定休日はなく、いつでも気軽に立ち寄ることが可能です。店内での食事だけでなく、持ち帰り用のメニューも提供されており、自宅で「総本家橋本」の味を堪能することもできます。徳島の食の魅力を凝縮した「総本家橋本 ゆめタウン店」は、そばの奥深さと郷土の味を求める人々にとって、訪れる価値のある場所と言えるでしょう。
