香川県高松市西ハゼ町156-1に位置していた「ビュッフェ&レストラン 瀬し香 西ハゼ店」は、電話番号087-813-6516で知られる人気の飲食店でした。地域に根差したビュッフェスタイルのレストランとして、約10年間にわたり多くの人々に親しまれてきましたが、惜しまれつつ2023年9月11日をもって閉店いたしました。
このレストランは、最寄り駅である高松琴平電気鉄道(琴電)三条駅から徒歩およそ19分(約1.5km)の距離にあり、マルナカ栗林南店やダイレックス西春日店が近くに位置するなど、利便性の良い場所にありました。広々とした駐車場も完備されており、車でのアクセスも快適でした。
「瀬し香 西ハゼ店」の大きな特徴は、メイン料理を選び、それに加えて多彩なビュッフェを楽しむスタイルでした。ランチタイムはもちろん、ディナータイムや午後のカフェタイムにも利用できる柔軟な営業時間で、地域の様々なニーズに応えていました。特にビュッフェは、ドリア、グラタン、オムライスといった洋食の定番から、彩り豊かなサラダ、マリネ、バンバンジー、さらにはスープや数種類のパンに至るまで、25種類以上もの豊富な品々が並び、本格的な味わいが提供されていました。これらの料理は、訪れる人々を飽きさせない魅力にあふれていました。
メイン料理の中でも特に注目を集めていたのは、地元の食材を活かした「讃岐ハンバーグ」でした。丸いドーム型で見た目以上にボリュームがあり、中を割ると肉汁があふれ出すジューシーさが特徴でした。この讃岐ハンバーグには、讃岐うどんが練り込まれているというユニークな工夫が凝らされており、香川ならではの「地産地消」を感じさせる逸品として多くのリピーターに愛されていました。他にも、新鮮な魚のソテーや、牛フィレ肉のグリルなど、質の高いメイン料理が提供されていました。
ランチおよびディナーの料金は、それぞれ1,000円から3,000円程度の価格帯で、メイン料理と充実したビュッフェを存分に楽しめることから、そのコストパフォーマンスの高さも人気の理由の一つでした。また、カフェメニューとして提供されていたアフタヌーンティーセットも人気で、美しい三段重ねのスタンドに盛り付けられたスイーツや軽食が、優雅なティータイムを演出していました。ショーケースに並ぶ色とりどりのケーキの中から好きなものを2種類選べる「ワンドリンク+Wケーキ」といったお得なセットもあり、チョコレートシフォンや苺プリンなどが好評でした。
店内の空間は、落ち着いた雰囲気で、優雅な食事が楽しめるように配慮されていました。ソファ席も用意されており、ゆったりとくつろぎながら食事や会話を楽しむことができました。店内は常に賑わいを見せ、特にランチタイムには予約で満席になることも少なくありませんでした。
「ビュッフェ&レストラン 瀬し香 西ハゼ店」は、新鮮な食材を活かした豊富なメニュー、そして心地よい空間を提供することで、高松市における食の選択肢として重要な存在でした。その閉店は多くの常連客に惜しまれていますが、かつての人気は、その質の高いサービスと魅力的な料理がもたらしたものでした。