香川県高松市の象徴ともいえる高松シンボルタワー、そのタワー棟30階に位置する「ALICE IN TAKAMATSU」は、四国最高層からの絶景を望むフレンチレストランです。JR高松駅から徒歩およそ3分、ことでん高松築港駅からも徒歩約5分とアクセスに優れ、高松シンボルタワーの地下駐車場を利用すれば、利用金額に応じて駐車割引券が発行されるため、遠方からの訪問者にも配慮が行き届いています。
このレストランの最大の魅力は、地上151mから一望できる瀬戸内海の壮大な景色です。穏やかな波光きらめく昼間の海、夕焼けに染まる空、そして高松市街地の煌めく夜景と、時間とともに移り変わるドラマチックなパノラマを堪能しながら食事を楽しめます。窓から広がる開放感あふれる眺望は、訪れる人々を非日常の特別な空間へと誘います。店内はシンプルかつモダンなデザインで統一され、洗練された雰囲気が食事の時間を一層引き立てます。
「ALICE IN TAKAMATSU」では、2022年12月5日のリニューアル以降、南フランスや地中海沿岸の郷土料理をベースに、瀬戸内の豊かな食材をふんだんに使用したフレンチを提供しています。シェフ自らが農園や漁場に足を運び、瀬戸内の温暖な気候が育んだ旬の野菜や果実、豊かな漁場で獲れる新鮮な魚介など、「ここにしかないおいしさ」を追求した質の高い素材を厳選。それらの食材が持つ風味や質、色彩といった多様な魅力を最大限に引き出し、「瀬戸内のテロワール」に根差した唯一無二の一皿へと昇華されています。
メニューは、プリフィックススタイルとフルコースの2種類を軸に展開されています。ランチはプリフィックススタイルが3,800円、フルコースが6,000円で提供され、ディナーはそれぞれ8,000円と10,000円のコースが用意されています(価格は取材時の情報であり、変更される場合があります)。特別な日には、期間限定のスペシャルコースが提供されることもあります。例えば、2022年のクリスマスディナーは一人15,000円(税・サービス料込)で、贅沢なフルコースが提供されました。また、MICE(会議・研修・セミナー・イベントなど)や懇親会など、大人数での利用に対応したパーティー専用プランも6,000円から用意されており、様々なシーンで利用が可能です。
座席は全154席が設けられており、広々とした空間でゆったりと過ごせます。特筆すべきは、プライベートな時間を過ごしたい際に最適な個室が複数用意されている点です。2名から利用可能な小規模な個室から、20名から30名、さらには30名以上での利用にも対応可能な大規模な個室まで揃っており、接待や顔合わせ、家族の祝い事など、多様なニーズに応じた選択が可能です。窓際の席からは、瀬戸内海の絶景を間近に感じながら食事を楽しむことができます。
サービス面においても、「ALICE IN TAKAMATSU」はきめ細やかな配慮がなされています。誕生日や記念日には、事前に相談することでサプライズ演出としてバースデーケーキの準備も可能です。また、ワインに関する知識が豊富なソムリエが常駐しており、料理に合わせた最適なワインのペアリングを提案してくれます。食物アレルギーや苦手な食材についても、事前に伝えれば個別に対応してくれるため、安心して食事を楽しめます。小さなお子様連れの利用も可能ですが、クリスマス期間など特定の時期には小学生未満のお子様の利用が制限される場合があるため、事前の確認が推奨されています。結婚式会場としても利用されており、展望台チャペルや新郎新婦・親族控室、音響、プロジェクターなどの設備が完備されており、美食と絶景を両立させた特別な一日を演出する場としても選ばれています。
営業時間はランチが11時30分から15時まで(フードラストオーダー14時、ドリンクラストオーダー14時30分)、ディナーは17時30分から21時30分まで(フードラストオーダー20時、ドリンクラストオーダー21時)となっています。火曜日と第2・第4水曜日が定休日ですが、祝日の場合は営業していることもあるため、訪問前に公式情報や電話での確認が推奨されます。なお、男性の半ズボンやサンダルなど極度にカジュアルな服装での来店は断られる場合があるため、スマートカジュアルな装いで訪れることが望ましいでしょう。
高松のランドマークとして、美食と絶景、そしてきめ細やかなサービスを提供する「ALICE IN TAKAMATSU」は、訪れる人々に忘れられない体験を提供し続けています。