静岡県静岡市清水区島崎町に位置する「清水港 海岸食堂 バンノウ水産」は、清水魚市場の河岸の市まぐろ館1階に店舗を構える海鮮料理専門店です。JR清水駅のみなと口からは徒歩およそ3分から5分とアクセスが良く、東名清水インターチェンジからも車で約20分で到着します。お車でお越しのお客様には、食事の利用で2時間半の無料駐車サービスがあり、遠方からの訪問にも配慮されています。
このお店の最大の魅力は、清水港で水揚げされた新鮮な海の幸を存分に堪能できる点にあります。特にマグロにこだわり、その日の水揚げ状況に応じた最良の素材を提供しています。メニューは丼ぶりと定食が中心で、定番の海鮮丼から、清水ならではの生しらすや生桜えびを使った丼、さらには金目鯛の姿煮付けといった静岡の海の恵みを存分に味わえる料理が豊富に揃っています。店内は提灯や漁火をイメージさせる賑やかな装飾が施され、活気あふれる漁港の雰囲気を演出しています。広々とした空間で、窓からは清水港のオーシャンビューが広がり、開放感の中で食事を楽しむことができます。
提供される料理は多岐にわたり、様々な好みに対応しています。例えば、「トロ4種丼」は、本まぐろの大トロ・中トロ、ビントロ、トロサーモンを贅沢に盛り合わせた一品で、とろけるような口どけが特徴です。また、これらを炙って香ばしさを加えた「トロ4種炙り丼」も人気を集めています。「5種まぐろ月見丼」は、大トロ、中トロ、ビントロ、赤身、ネギトロに温泉卵を絡めて味わう、まろやかな風味の丼です。他にも、一本煮穴子や赤海老、イカ、マグロ、イクラなど全10種類のネタを盛り込んだ「海鮮10種丼」は、一度に多くの海の幸を堪能したい方に最適です。
特に目を引くのは、その名の通り富士山のように盛り付けられた「富士盛りまぐろ丼」と「富士盛りサーモン丼」です。それぞれ大サイズは約350グラム、小サイズは約240グラムのネタが使用されており、ボリューム満点です。本まぐろの大トロのみを贅沢に使った「本まぐろ大とろ丼」や、大トロと中トロの「本まぐろ大とろ中とろ合い盛り丼」は、マグロ好きにはたまらない逸品と言えるでしょう。
定食メニューも充実しており、「大漁まぐろ膳」は、本まぐろの大トロ・中トロ、赤身、ビントロ、ハラモ、炙りはらもなど7種類のマグロを食べ比べできる贅沢な内容です。「清水膳」では、マグロに加えて生しらすや生桜えびといった清水ならではの食材も楽しめます。また、「金目鯛姿煮付け膳」は、一尾丸ごとの金目鯛の煮付けに6点盛りの刺身が付く豪華な定食で、その見事な姿と味わいは多くの客を魅了しています。外はサクッと、中はしっとりとした食感の「まぐろレアカツ膳」や、マグロメンチカツ、黒はんぺんフライ、海老フライなどが一度に味わえる「海鮮ミックスフライ膳」も人気です。料金帯は、ランチ、ディナーともに千円台から二千円台のメニューが多く見られ、新鮮な海鮮料理を手頃な価格で楽しめるのが魅力です。ただし、時期によっては価格が変動する可能性もあるため、訪れる際は最新の情報を確認するのがおすすめです。
座席は全66席で、個室は設けられていませんが、広々とした空間が確保されています。全てのテーブル席がソファ席となっており、小さなお子様連れの家族でも安心してゆったりと食事を楽しむことができます。また、カウンター席も完備しており、お一人様でも気軽に利用しやすい環境です。バリアフリーに対応しており、車椅子での入店も可能です。店内では無料Wi-Fiも利用できるため、食事をしながらスマートフォンの利用や情報収集もスムーズに行えます。
団体での利用にも対応しており、特にバス会社や旅行会社の団体予約も受け付けています。特別なサービスとして、団体向けの割引クーポンが提供される場合もあります。清水港の景色を眺めながら、新鮮な海の幸を味わうことができる「清水港 海岸食堂 バンノウ水産」は、観光客はもちろんのこと、地元の人々にも愛される海鮮料理の拠点として、日々多くの客で賑わいを見せています。