静岡県牧之原市中にある「古民家カフェ とこ十和」は、築120年余りの歴史を持つ旧飯田邸をリノベーションして生まれたカフェです。茶畑の中を進み、のどかな田んぼ道を走った先に佇む趣ある建物で、2020年11月にオープンしました。店名には「永久(とこしえ)」と「永遠(とわ)」という二つの言葉がかけ合わされており、長い時間を意味するこれらの言葉に込められた、古民家が持つ重厚感や自然素材の力強さを体感しながらも、常に変化と挑戦を続けるという店舗の想いが表されています。初めて訪れる人にも、どこか懐かしい温かさを感じさせる癒しの空間が広がっています。
アクセスは、JR東海道本線 金谷駅から車で約21分、JR東海道本線 島田駅から車で約26分、東名高速道路 吉田I.Cから車で約12分、東名高速道路 相良牧之原I.Cから車で約14分です。最寄りのバス停は「中(牧之原市)」で徒歩約3分、「三栗口」から徒歩約10分です。店舗の周辺には一部細い道があるため、運転の際は注意が必要です。駐車場は店舗前に約7台、離れの空き地には約20台停められるスペースがあり、合計で15台以上収容可能です。人気店のため、電話または公式アプリでの事前予約が推奨されています。
「古民家カフェ とこ十和」では、からだに優しい健康的な食事をコンセプトに、地元の旬の食材や自家栽培の無農薬有機野菜、国産の肉、地魚など、こだわりの食材を使用しています。お米は10年以上農薬を使用していない田んぼで自家栽培されたものを提供しており、素材本来の味を活かした家庭的で優しい味付けが特徴です。
メニューは、ランチタイム(11:00~14:00)を中心に、和食と洋食の両方が楽しめる構成となっています。おすすめメニューの「季節の和風膳」は1450円で、これにご飯、汁物、選べるメイン、小鉢2つ、漬物、三点盛り、小さなデザートが含まれます。和風膳のメインは「さわらの柚子味噌焼き(1750円)」や「金豚王の角煮」、「メンチカツの甘辛だれ」、「塩レモンから揚げ」など、時期によって多様な選択肢があります。ランチセットとして、小さい飲み物付がプラス200円、小さい飲み物とハーフケーキ付がプラス400円で追加可能です。飲み物はコーヒー、紅茶、緑茶、番茶から選べます。お子様向けには、小学生以下のお子様が注文できる「小さいおにぎりプレート(700円)」があり、ドリンクセットは850円です。デザートメニューには「フレンチトースト(800円)」、「スフレチーズケーキ(450円)」、「スライスりんごのインビジブルケーキ(450円)」などがあり、ケーキセットは飲み物とケーキ1つで900円です。ドリンクは「かりおもんブレンドコーヒー(600円)」、「金谷和紅茶ももか(桃の香り、井村園の和紅茶)(600円)」、「フルーツティ(600円)」、「菱中緑茶セット(600円)」などがあります。
店内は築120年以上の古民家を改装した純和風の空間で、お庭も手入れが行き届いています。お席の大半は板の間に座るスタイルですが、テーブル席(6名)や足を下ろせる掘りごたつのカウンター席(5名)も数席用意されています。テーブル席は入口付近に1卓のみあります。お座敷席がメインとなっており、テーブルごとの間隔が広く、ゆったりと過ごせるよう配慮されています。個室は2室あり、それぞれ最大6名まで利用可能で、個室料がかかります。広々とした座敷は大人数での利用も可能で、宴会やワークショップの際にはテーブルを自由に移動させて使用できます。ギャラリースペースでは地元の作家作品や物販品の展示販売も行われており、手土産を選ぶ楽しみも提供されています。店内は全席禁煙で、屋外に喫煙スペースがあります。子連れでの利用も可能で、お子様の年齢に合わせたプレートの提供や、絵本も用意されています。レンタルスペースとしても利用でき、各種体験教室やヨガ、陶芸教室などのワークショップ、撮影など多目的に活用されています。