岐阜県岐阜市梅林の閑静な高台に佇む「料理旅館 翠々園 植東」は、創業100年を超える老舗の料理旅館として、四季折々の美しい自然に囲まれながら日本の伝統的な味覚を堪能できる場所です。大正12年に田楽の専門店として開業し、昭和27年に現在の料理旅館としてリニューアルされて以来、多くの人々に愛され続けています。街中にありながらも、春は梅花、夏は豊かな緑、秋は紅葉、冬は雪景色と、季節ごとに移り変わる梅林公園の風情を眺めながら、心ゆくまで食事や滞在を楽しめます。窓際の席からは、運が良ければ可愛らしいリスが遊びに来る様子を目にすることもでき、日常を忘れさせる癒やしのひとときが流れています。
アクセス面では、JR岐阜駅から車で約8分から10分、名鉄各務原線「田神」駅からは徒歩約14分から20分程度で到着します。また、岐阜バス「梅林公園前」バス停からは徒歩約3分から5分と、公共交通機関でのアクセスも良好です。東海北陸自動車道・岐阜各務原ICからも車で約20分と、遠方からの利用者にも便利な立地です。店舗には駐車場も完備されていますが、台数に限りがあるため、車で訪れる際は事前の連絡が推奨されています。
「料理旅館 翠々園 植東」の最大の特徴は、代々受け継がれる名物の「とうふ田楽」をはじめとする、旬の素材を活かした心温まる日本料理です。特に田楽は、紅梅と白梅にちなんだ紅白の味噌が両面にたっぷりと塗られ、香ばしさと甘みが絶妙な逸品として知られています。ランチタイムには、手作りの豆腐や季節の小鉢、刺身、茶碗蒸しなどが付く「月替わり植東ランチ」や、名物の豆腐田楽が中心の「田楽ランチ」が提供されており、それぞれ1,500円から1,750円程度で味わうことができます。特に2月から3月の梅の時期には、これらのランチメニューが一時的にお休みとなる場合があるので注意が必要です。また、6月からは鮎の甘露煮が付いた「植東ランチ」や「鮎ご膳」といった、季節限定の鮎料理も楽しめます。秋には松茸の土瓶蒸しが付いた特別な御膳が提供されるなど、年間を通して旬の味覚を堪能できるのが魅力です。会席料理は5,000円から6,500円程度で提供され、豆腐会席や飛騨牛のすき焼き、しゃぶしゃぶといった大鍋料理も選べます。卓上で自分で豆乳ににがりを加えて作る「手作り豆腐」は、出来立ての温かさと優しい味わいが格別な体験となるでしょう。お弁当や一品料理のテイクアウトも可能です。
店内は、落ち着いた和の空間が広がり、総席数は100席を誇ります。最大100名まで収容可能な広々とした空間で、様々なシーンに対応できるのが魅力です。中でも個室は8室用意されており、2名から50名規模の宴会まで、人数に応じた利用が可能です。座敷席も豊富にあり、ゆったりとくつろぎながら食事を楽しめます。全席禁煙のため、快適な環境で食事に集中できるのも嬉しいポイントです。
「料理旅館 翠々園 植東」は、食事だけでなく、宿泊施設としても利用できます。チェックインは15時、チェックアウトは翌11時で、滞在中は貸切で利用できる浴場が2カ所用意されています。また、同窓会やご法事といった各種宴会、接待、家族での食事、子供連れの利用など、幅広いニーズに対応しており、お祝いやサプライズの演出も相談可能です。無料Wi-Fiも完備されており、ビジネスや観光での利用時にも便利です。岐阜の自然と歴史、そして伝統の味が織りなす「料理旅館 翠々園 植東」は、心に残る特別な時間を過ごしたい方におすすめの場所と言えるでしょう。