岐阜県高山市本町三丁目、賑やかな商店街の一角に佇む「地球屋」は、JR高山駅から徒歩約10分というアクセスしやすい場所に位置する居酒屋です。国分寺通を東へ進み、鍛冶橋交差点を左折して約200メートルほど歩くと、大人の隠れ家のような趣のある店舗が現れます。車で訪れる場合も、近隣にはコインパーキングが点在しており、利便性の高さも魅力の一つです。
「地球屋」は、福岡・博多の「地球屋」から暖簾分けされた店舗であり、高山市出身のオーナーがその伝統を受け継ぎつつ、飛騨高山ならではの個性を融合させています。店内は懐かしさを感じさせる居酒屋の雰囲気と、和洋が調和した異国情緒溢れる独特の空間が広がり、訪れるたびに新鮮な驚きと発見があります。タレやスープ、ドレッシングに至るまで大将自らが手作りすることで、他では味わえないオリジナリティあふれる料理を提供しています。博多の味に近づけるため調味料は本場から取り寄せながらも、可能な限り地元の新鮮な素材を積極的に取り入れるという、素材への深いこだわりが感じられます。神泡認定店に選ばれるなど、ドリンクへのこだわりも伺えます。なお、店内は喫煙可能店であるため、二十歳未満の方の入店はできません。
提供される料理は、多国籍料理をベースに「地球屋」独自の創作アレンジを加えた多彩なラインナップが特徴です。中でも店一番の人気を誇るのが、本場博多の味噌と飛騨牛のホルモンを贅沢に使用した「地球屋赤もつ鍋」です。ピリ辛のスープと長芋の組み合わせが絶妙な一品として、多くの食通を唸らせています。その他にも、ベトナムを思わせる「ホーチミンサラダ」や、韓国のチャガルチ市場をイメージした「チャガルチ市場のお刺身」、モンゴル風の「モンゴル・ユッケ」など、地球を旅するような気分で様々な国の料理を堪能できます。「アンチョビ風味の地球屋ピザ」はカリッとした薄焼き生地が特徴で、辛さが選べる「ガーリックシュリンプ」も人気の一品です。
お食事の予算としては、平均3,000円程度で、幅広いメニューが揃っています。各種宴会に対応したコース料理も充実しており、料理のみの「2750円コース(7品)」や「3300円コース(9品)」から、90分または120分の飲み放題が付いた「地球屋軽く1周コース(7品)」が4,400円または4,950円、「地球屋満喫コース(9品)」が4,950円など、人数やシーンに合わせて選べる多様なプランが用意されています。21時以降からの利用に便利な「二次会コース(5品)」も4,000円から提供されており、予算や好みに応じた細やかな相談も可能です。ドリンクメニューも非常に豊富で、九州各地の珍しい焼酎をはじめ、生ビール、日本酒、ウイスキー、カクテル、超炭酸サワーなど、料理に合わせて選べる充実した品揃えです。特に「メガジョッキ」のハイボールは、一部の利用者から高い評価を得ています。
総席数は41席で、一人でも気軽に利用できるカウンター席が6席、テーブル席が16席、ゆったりとくつろげるお座敷席が19席あります。お座敷席は10名様用、4名様用、5名様用と複数用意されています。完全な個室はありませんが、掘りごたつ式の座席は半個室のような空間として利用でき、周囲を気にすることなく食事や会話を楽しむことが可能です。
特別なサービスとして、店内ではWi-Fiが完備されており、スマートフォンの充電や情報の確認に便利です。20名以上の団体での貸切利用も可能で、最大40名まで収容できるため、会社の宴会や友人との集まりにも適しています。キャッシュレス決済にも幅広く対応しており、主要なクレジットカード(VISA、Master、アメックス、DINERS、JCB、銀聯)の他、PayPay、楽天ペイ、d払い、メルペイ、支付宝(Alipay)、微信支付(WeChat Pay)といったQRコード決済も利用できます。適格請求書(インボイス)の要件を満たした領収書の発行も可能です。また、スタッフの心のこもった丁寧なサービスも魅力の一つで、食事のタイミングを見計らった配慮が行き届いており、多くの利用者に好評です。
営業時間は月曜日から土曜日および祝前日が17時から翌0時30分(料理L.O. 23時30分、ドリンクL.O. 翌0時)、祝日が17時から23時(料理L.O. 22時、ドリンクL.O. 22時)です。定休日は日曜日ですが、祝前日の日曜は営業しています。事前予約が推奨されており、特に金曜日や土曜日は混み合うことが予想されます。
「地球屋」は、高山の地で多国籍料理の新たな魅力を発信し、地元の食材と博多の伝統が織りなす独創的な味わいを体験できる、地域に根差した居酒屋です。観光客はもちろん、地元の人々にも長く愛される理由がここにあります。