愛知県犬山市犬山字西古券に位置する「Inuyama 975 cafe」は、犬山城下町のメインストリートである本町通りから一本西に入った、閑静な路地裏に佇む隠れ家のようなカフェです。2020年3月のオープン以来、「きな粉カフェ」として親しまれ、こだわりのきな粉を使用した様々なメニューを提供しています。古民家をリノベーションした店内は天井が高く、心地よい空間が広がっており、随所に配されたきな粉色の可愛らしい犬のぬいぐるみが、訪れる人々に温かく、どこか懐かしい雰囲気を感じさせます。店名「975」も「きな粉」にちなんでおり、犬山という地名とも相まって、愛犬家の方にも人気を集めています。入口では、地元の新鮮な野菜や花、また可愛らしい陶器も販売されており、カフェ利用と合わせて立ち寄る楽しみもあります。お食事の注文は入口のカウンターで行い、お水やおしぼりはセルフサービスとなっています。
アクセスは、名鉄犬山駅から徒歩約10分から11分と、城下町散策の途中に気軽に立ち寄れる距離にあります。名鉄犬山口駅からも徒歩約12分、名鉄犬山遊園駅からは徒歩約17分圏内です。店舗専用の駐車場はないとされていますが、周辺には複数の有料駐車場があり、車でのアクセスも可能です。
「Inuyama 975 cafe」では、時間帯によって様々なメニューが楽しめます。特にモーニングタイム(オープンから午前11時まで)には、3種類から選べるモーニングセットが人気です。ドリンク代のみでセットが楽しめるAとB、そしてドリンク代にプラス200円でより豪華なセットが付くCタイプがあり、ベーコンエッグ、あんバターきな粉、はちみつチーズといったラインナップが提供されています。名古屋名物である小倉トーストにきな粉をかけた一品も楽しむことができ、お子様向けのモーニングセットは120円で用意されています。
ランチタイム(午前11時30分から午後1時30分まで)には、懐かしさを感じる「鉄板ナポリタン」が好評です。厚焼き玉子を敷いた熱々の鉄板で提供され、明宝ハムが乗った食べ応えのある一皿にはサラダが添えられています。また、トマトカレーランチも提供されており、単品やドリンク・デザート付きのセットも選べます。サンドイッチメニューも豊富で、飛騨牛コロッケサンド、人参マリネとたまごサンド、トマトカレーサンド、さくっとリンゴのスモークサーモンサンド、あんバターきなこサンド、はちみつチーズサンドなど、多彩な選択肢があります。
カフェタイムには、店名にちなんだきな粉を使った甘味や、見た目も鮮やかなスイーツが楽しめます。特に「虹色パフェ」は、イチゴ、さくらんぼ、オレンジ、キウイなど、犬山産の旬のフルーツをふんだんに使用したカラフルな一品で、甘すぎず爽やかな味わいが魅力です。パフェはテイクアウトも可能です。また、食後にぴったりなミニスイーツのオプションや、きな粉クリームどら焼き、フルーツどら焼き、生どら焼き、ソフトクリームといった和スイーツも充実しています。「975きなこソフト」もおすすめです。ドリンクメニューも豊富で、コーヒーや紅茶のほか、975オリジナルドリンクや4種類のフレーバーが楽しめる幸せソーダフロートなどがあり、おかわりドリンクが半額になるサービスも提供されています。使用されるカップの一部には、地元の犬山焼が使われており、地域の文化にも触れることができます。
座席は個室はなく、全席禁煙となっています。店内には畳敷きのベンチ席や、奥には二人掛けの席が設けられており、ゆったりと過ごせる「オシャレな空間」が広がっています。店外にはハートの形をした可愛らしいフォトスポットもあり、来店記念の撮影を楽しむことができます。全体的に、温かくアットホームな雰囲気の中で、こだわりのきな粉を使ったユニークなメニューや、地元食材を活かした料理、そして可愛らしいスイーツを堪能できるカフェとして、犬山城下町を訪れる人々にとって魅力的な選択肢となるでしょう。