愛知県常滑市の中部国際空港セントレア旅客ターミナルビル4階「レンガ通り」に位置する「炭焼牛たん東山 中部国際空港セントレア店」は、仙台名物の牛たんを専門に提供するレストランです。東海エリアへの初進出店舗として2019年8月8日にオープンしました。空港内という立地から、国内外の多くの利用客が本格的な牛たん料理を気軽に楽しめる場所として人気を集めています。名鉄空港線中部国際空港駅から徒歩約11分とアクセスも良好で、フライト前後の食事や、空港を訪れた際の立ち寄りにも便利です。営業時間は10:00から21:00までで、ラストオーダーは20:30です。定休日は設けられておらず、年中無休で営業しています。
この店の最大の特徴は、本場仙台の伝統的な製法に則った牛たんへのこだわりです。提供される牛たんは、牛たん一本からわずか3~4割しか取れないと言われる、特に柔らかく霜降りの美しい「たん元」に近い希少な部位のみを使用しています。これらの厳選された牛たんは、3日間から3晩かけて丁寧に熟成させ、職人が一枚一枚手作業で仕込みます。その後、高温の炭火で一気に焼き上げることで、厚切りでありながらも柔らかく、ジューシーな食感と牛たん本来の旨みが凝縮された逸品に仕上がります。低脂肪・高タンパクな牛たんは、他の肉に比べてカロリーが半分以下とされ、健康を意識する方にも支持されています。
メニューは、仙台牛たんの魅力を存分に味わえる定食が中心です。「牛たん定食」は、柔らかな牛たん焼に、宮城県産ひとめぼれに大麦を加えたふっくらとした麦飯、そして一昼夜じっくり煮込まれた秘伝のテールスープ、さらに南蛮味噌や浅漬けが添えられた、まさに仙台牛たんの王道を行く組み合わせです。その他、「東山定食」では牛たん焼に加えて牛たんシチューや生姜煮も楽しめるなど、様々な牛たん料理を一度に味わえるバリエーション豊かなラインナップが揃っています。さらに、牛たんと黒毛和牛の赤身ステーキを一度に堪能できる「牛たんと黒毛和牛赤身ステーキ定食」や「特選牛たん定食」、また「仙台とんたん定食」など、好みに合わせて選べる多彩なメニューが用意されています。料理の価格は、2021年3月31日以前の情報では「牛たん定食」が1,922円(税込)、2019年8月5日の情報では「牛たんと黒毛和牛赤身ステーキの定食」が3,542円(税込)とされており、店舗に直接問い合わせることで最新の価格を確認することが推奨されています。
店内は広々としており、清潔感のある空間が広がっています。座席は、両側に配置されたテーブル席と、中央に配された円卓のカウンター席が設けられており、総席数は61席です。一人での利用からグループでの食事まで、幅広いシーンに対応可能です。食べログの口コミによると、多言語メニュー(英語、韓国語、中国語)が用意されており、国際空港のレストランとしての利用客への配慮がうかがえます。また、空港内という特性上、旅行客の利用も多く、スムーズに入店できる場合も多いようです。特別なサービスとしては、席予約が可能であること、お子様メニューが用意されていること、テイクアウトに対応していること、団体での利用が可能であることなどが挙げられます。クレジットカードやキャッシュレス決済も利用可能で、利便性の高さも魅力の一つです。