愛知県名古屋市東区泉1-14-23 ホワイトメイツ1Fに位置していた「No.2925(ニクニコ)」は、2022年7月に誕生したハンバーガーの専門店でした。地下鉄久屋大通駅から徒歩数分というアクセス良好な立地で、近隣のオフィス街や久屋大通公園を訪れる人々にとって、気軽に立ち寄れる存在でした。三重県桑名市で人気を博した肉バルが手掛けた名古屋初の新業態として注目を集め、和の趣を感じさせる落ち着いた空間が特徴的でした。店内には紫色の和傘が飾られ、隠れ家のような雰囲気を醸し出しており、日常使いのカフェとしてだけでなく、女子会やデートといった幅広いシーンで利用されていました。
「No.2925(ニクニコ)」のハンバーガーは、松阪牛を含む和牛を100%使用した粗挽きのパティが自慢でした。肉々しい食感が特徴で、噛みしめるほどに肉の旨みが口いっぱいに広がるよう工夫されていました。バンズは具材との相性を考慮して、ほんのり甘めに仕上げられ、国産の新鮮でボリュームのあるレタスなどの野菜が、シャキシャキとした食感を加えていました。
提供されていたハンバーガーは多種多様で、選べる自家製ソースによってトッピングが変わる点が特徴の一つでした。王道の「ステーキ醤油」ソースは、フレッシュなトマトとオニオンがパティの旨みを引き立てる組み合わせでした。一方、珍しい「特製塩ダレ」ソースでは、大葉やネギ、タルタルソースが添えられ、さっぱりとした味わいを楽しめました。これらのほかにも、「テリヤキバーガー」や「月見チーズバーガー」、「アボカドバーガー」、「ベーコンレタスバーガー」など、様々なバリエーションが提供されており、顧客は好みに合わせて多彩な組み合わせを選ぶことができました。
料金について、代表的な「No.2925バーガー」や「テリヤキバーガー」は1,078円、少し贅沢な「月見チーズバーガー」は1,353円、「アボカドバーガー」は1,243円で提供されていました。これらの価格は2022年8月時点の情報として確認できます。また、どのハンバーガーにも、追加料金330円で「A SET(ポテト&ドリンク)」、「B SET(オニオンリング&ドリンク)」、「C SET(サラダ&ドリンク)」のいずれかを付けることが可能でした。さらに、大葉(55円)、目玉焼き(110円)、チーズ(165円)といったトッピングを追加して、自分好みのハンバーガーにカスタマイズできました。
サイドメニューやドリンクも充実しており、デザートとして特に推奨されていたのは「冷やし蜜焼き芋」でした。低温で長時間じっくりと加熱することで、芋本来の甘みを最大限に引き出した、驚くほどの甘さが特徴の一品でした。その他、「蜜焼き芋シェイク」や「抹茶シェイク」もデザートドリンクとして提供されていました。ドリンクメニューには、ビール(バドワイザー)、ハイボール、酎ハイ、カクテル各種、ソフトドリンクなどが揃っており、自家製レモネードソーダも人気でした。ランチタイム(11:00~17:00)にはドリンクが165円という手頃な価格で提供されていました。夜の時間帯には、ハンバーガーと共に楽しめるおつまみも用意されていました。
店内の座席は、カウンター席が3席と、4人掛けのテーブル席が3席設けられていました。個室やソファ席に関する明確な情報はありませんでしたが、カジュアルながらも落ち着いた雰囲気の中で食事ができる空間でした。支払いには、店に入ってすぐの場所に設置された券売機での電子決済も利用可能で、利便性にも配慮されていました。ほとんど全てのメニューがテイクアウトに対応しており、久屋大通公園でのピクニックや、職場、自宅など、様々な場所で専門店の味を楽しむことができました。営業時間は11:00から24:00(ラストオーダー23:00)と、ハンバーガー店としては遅くまで営業しており、幅広い時間帯での利用が可能でした。