古本喫茶 真本堂は、以前は愛知県名古屋市熱田区二番1-13-3に位置していましたが、2023年秋に名古屋市中川区豊成町1番地2号棟110号室の豊成団地内商店街へ移転し、現在はこちらで営業しています。
豊成団地商店街の一角に佇む古本喫茶 真本堂は、JR東海道本線「名古屋」駅からバスで約12分、バス停からは徒歩2~5分でアクセスできる場所にあります。また、あおなみ線「ささしまライブ」駅、近鉄名古屋線「米野」駅からもそれぞれ徒歩12~15分圏内と、多様な交通手段で訪れることができます。車での来店者向けには、商店街の無料共同駐車場が10台以上完備されており、利便性の高さも魅力の一つです。
「本と出会い、人と出会う」というコンセプトを掲げる真本堂の店主は、元小学校の校長先生です。その思いは店名にも込められており、「真(まこと)の本と出合う場所(堂)」として、訪れる人々が本だけでなく、新たな人とのつながりを見つけられるような空間が提供されています。店内は温かな明かりに包まれ、壁一面に広がる本棚には、小説、哲学書、ビジネス書、児童書、絵本、自己啓発書、新書、教育書など、多岐にわたるジャンルの古本がぎっしりと並べられています。読書を通じて生き方や考え方を深めることを促しており、居心地の良さから親子連れから年配の方まで幅広い客層が訪れ、中には一日中を店内で過ごす人もいるほどです。
喫茶メニューには、コーヒー、紅茶、ジュース、抹茶ラテ、ハーブティーなどが揃っており、特にToneherbaのハーブティーもドリンクメニューに取り入れられています。アイスクリームやホットケーキ、ぜんざいといった甘味のほか、軽食としてピラフやチャーハンなど、一般的な喫茶店で楽しめるメニューも用意されています。ドリンクを提供する際に使われるカップの中には、来店客が制作したものもあり、店内を彩るアクセントとなっています。
店内の座席は、中央に配置されたテーブル席と、奥に設けられたカウンター席があり、それぞれ好みに合わせて利用できます。
古本喫茶 真本堂では、本や人とのつながりを深めるための多彩なイベントが定期的に開催されています。例えば、本を読み深める読書会や、心を癒やす読み聞かせ会、日常の疑問を対話で探求する哲学カフェ、夏目漱石の作品を読み解く三四郎講座、さらにハングルカフェといった語学に触れる機会も設けられています。また、「ココロの相談室」のような、訪れる人々の心に寄り添う相談会も開催されることがあります。毎月第1・3火曜日には「虹月カフェ」が開催され、この日限定のランチが提供されることもあり、店主不在で運営される日もあります。店主は来店客との会話を大切にしており、初めて訪れる人にも気さくに声をかけるなど、アットホームな雰囲気が来店客に心地よい交流の場を提供しています。レンタルボックスも設置されており、地域のクリエイターが手掛けたハンドメイド雑貨などの販売スペースとしても活用され、お店の魅力の一つとなっています。