菓匠 Shimizu 名古屋栄店は、愛知県名古屋市中区栄2-7-23 ヴィー・クオレジデンス1Fに位置していたパティスリーです。名古屋市営地下鉄東山線および鶴舞線の伏見駅から徒歩約5分とアクセスしやすい立地でした。長野県伊那市に本店を構える創業75年以上の老舗「菓匠 Shimizu」の初の2号店として、2022年6月に名古屋の栄エリアにオープンしました。
「菓子創りは夢創り」をコンセプトに掲げ、見た目にも美しく、美味しさも兼ね備えたスイーツを提供していました。素材へのこだわりが強く、駒ヶ根高原の「すずらん牛乳」や伊那市の契約農園で平飼いされた朝採れ卵、契約農家から仕入れる伊那産のいちごなど、信州産の厳選素材を積極的に使用していました。また、九州で修業したパティシエが仕入れた高級マンゴーなど、国内外の質の高い素材も取り入れていました。
名古屋栄店では、本店で人気を博す「苺のクリームパイ」や、和菓子店の時代から受け継がれる栗きんとんの餡を使用した「モンブラン」などが提供されていました。特に、可愛らしいフレンチブルドッグを模した「フレブル」や、名古屋市科学館のプラネタリウムをイメージした名古屋限定の「夏のプラネタリウム」といった、SNS映えするユニークなケーキも話題を集めていました。本店で200万人以上が食べたロングセラーの焼き菓子「ティグレ」も提供され、名古屋限定として八丁味噌を使用した「八丁味噌ティグレ」も開発されていました。
店内にはイートインスペースも設けられており、限られた席数ながらも、購入したスイーツをその場で楽しむことが可能でした。過去には期間限定でスイーツビュッフェも開催され、ショーケースからオーダーする形式で、素材の良さを活かしたシンプルなスイーツが提供されていました。
しかしながら、菓匠 Shimizu 名古屋栄店は、海外出店準備と本店のリニューアルに注力するため、2025年1月26日をもって閉店いたしました。