愛知県豊橋市新栄町南小向に位置する「台湾菜館」は、本格的な台湾料理と中華料理が味わえるレストランです。かつてラーメン店があった場所に新たにオープンしたこの店は、地域住民から注目を集めています。
交通アクセスとしては、JR飯田線の船町駅からおよそ1.5kmから2kmの距離にあり、徒歩でおよそ20分から30分程度の時間を要します。また、下地駅や豊橋駅からも徒歩圏内ですが、少し距離があります。豊橋駅からは車で約10分とされており、新栄交差点の近くに位置し、隣にはアジアンレストランアティティがあります。店舗前には共用の駐車場が完備されているため、車での来店も便利です。
店内は、隣接するアジアンレストランとテーブルの配置が似ているものの、異なる雰囲気が醸し出されており、中華料理店らしい活気が感じられます。カウンター席も用意されており、一人でも気軽に利用しやすい空間が広がっています。全体で12席の座席が設けられていますが、個室の用意はありません。夫婦で営んでおり、台湾出身のご主人と中国本土出身の奥様が温かく客を迎えています。
「台湾菜館」で提供される料理は、伝統的な台湾の味を追求した本格派です。ランチの予算は1,000円台、ディナーは1,000円台半ばから4,000円程度と幅広い価格帯で、気軽に普段使いからしっかりとした食事まで楽しむことができます。メニューは飯類や麺類が充実しており、ボリュームも評価されています。
特に好評を得ているメニューとして、「台湾風酢豚」が挙げられます。一般的な甘酢餡とは異なる、ネギや水菜をふんだんに使ったさっぱりとした酢醤油ベースの味が特徴で、脂身の多い豚肉を使用しながらも後味は軽く、その絶妙なバランスが多くの客を魅了しています。また、「四川飯」は、渦巻き卵ライスの上に具沢山の青椒肉絲が乗っており、混ぜて食べたり、別々に食べたりと、食べ方によって味の変化を楽しめる一品です。四川と冠しながらも極端な辛さはなく、幅広い客層に受け入れられています。他にも、豚肉の角切りが特徴の「自家製台湾ラーメン」や、柔らかいレバーの「ニラレバー炒め」、辛さの中に旨味が感じられる「陳麻婆豆腐」など、多彩な中華料理が並びます。点心からは、持ち帰りでも人気の「ゴマ団子」などが提供されています。
営業時間については、ランチタイムが11時から14時30分まで、ディナータイムが17時から翌0時までと、深夜まで営業している点が大きな特徴であり、仕事帰りや遅い時間の食事にも利用しやすい利便性があります。定休日は設けられていません。
細やかなサービスもこの店の魅力の一つです。例えば、客からは料理を取り分ける際に提供される「素敵な小皿」が好評です。また、過去にはオープン記念として特定のメニューが特別価格で提供されるサービス期間があったことや、杏仁豆腐がサービスで提供された例もあり、客への心遣いが感じられます。店主夫妻は客の感想にも耳を傾け、積極的にコミュニケーションを取る姿勢が見られます。