愛知県名古屋市中区新栄に位置する「担々麺 威風堂々」は、名古屋市営地下鉄東山線新栄町駅から徒歩約7分の場所に店を構える担々麺専門店です。千種駅や車道駅からも徒歩圏内にあり、利便性の高い立地ですが、専用駐車場はないため、車での来店の場合は近隣のコインパーキングの利用が推奨されています。
「辛旨い担々麺専門店」として知られるこの店は、池下の人気フレンチレストラン「A.O.C.LeMonopole」のオーナーシェフが手掛けるという異色の経歴を持つ担々麺が特徴です。数多くのラーメン店を食べ歩いたフレンチシェフが、その経験と技術を担々麺に注ぎ込んでおり、一般的な胡麻ベースの担々麺とは一線を画した独創的な一杯を提供しています。
店内は、大きく「担々麺」と書かれたタペストリーが目を引く外観とは対照的に、カウンターやテーブルに余計なものがなく、スッキリとして清潔感のある空間が広がっています。BGMがないため、静かで落ち着いた雰囲気の中で、担々麺の風味をじっくりと味わうことができるでしょう。座席はカウンター席を中心に、一部テーブル席も用意されています。全席禁煙で、快適な食事環境が提供されています。
メニューの核となるのは、汁ありと汁なしから選べる担々麺です。辛さは控えめの1辛から、おすすめの2辛、辛さ強めの3辛に加え、激辛好きには4辛、5辛、そして計測不能とされる「鬼辛MAX」まで、細かく段階が設定されており、好みに合わせて選べるのが魅力です。特に人気を集めているのが「煉獄坦々つけ麺」で、昆布水と自家製辣油が絡んだ真っ赤な麺と、石鍋で熱々に仕上げられた胡麻ベースのつけ汁が特徴です。見た目のインパクトもさることながら、その奥深い味わいが多くのファンを魅了しています。
料金については、ランチ、ディナーともに千円前後の予算で本格的な担々麺を堪能できるとされています。特におすすめなのが「担々麺スペシャルセット」で、好みの担々麺に加えて、棒々鶏(バンバンジー)、雲白肉(ウンパイロウ)、麻婆豆腐、辣子鶏(ラーズージー)の中から一品を選べる豪華なセットです。特に辣子鶏は、大量の唐辛子が特徴的な見た目ですが、香り付けとして使われているため、鶏肉の旨味と共に程よい辛さが楽しめます。
提供されるサービスとしては、食事中に衣類が汚れないよう紙エプロンが用意されており、きめ細やかな配慮が感じられます。また、水はセルフサービスとなっています。麺を食べ終えた後には、残ったつけ汁にご飯を追加して、最後の最後まで担々麺の旨味を余すことなく味わうといった楽しみ方も人気です。フレンチ出身のシェフが生み出す、個性豊かな担々麺を体験できる一軒として、担々麺愛好家や新たな味を求める人々に支持されています。