愛知県田原市福江町に位置する「魚と貝のうまい店 玉川」は、大正7年創業という長い歴史を持つ料理旅館です。三河湾と太平洋の両方から水揚げされる新鮮な魚介類をふんだんに用いた料理が自慢で、お食事のみの利用も可能であるため、観光客だけでなく地元の人々にも広く親しまれています。特に、日本一の“貝の半島”とも称される渥美半島の豊かな海の幸を存分に堪能できる場所として知られています。季節ごとに旬の魚や貝が提供され、一年を通して様々な海の恵みを味わうことができるのが特徴です。
アクセスについては、JR豊橋駅から豊橋鉄道渥美線に乗り換え、三河田原駅まで約35分です。三河田原駅からは車で約30分で到着します。じゃらんnetの記述によると、JR豊橋駅下車後、豊橋鉄道伊良湖本線バスで福江バス停下車、そこから徒歩1分という情報もあり、公共交通機関でのアクセスも便利な立地と言えるでしょう。伊良湖岬や周辺の観光スポットへのアクセスも良好で、車で約15分圏内に位置しているため、観光の拠点としても利用しやすいお店です。駐車場も30台分完備されており、車での来店にも対応しています。
このお店の最大の魅力は、その名の通り「魚と貝」に特化した豊富なメニュー展開です。創業当時から継ぎ足されてきた秘伝の甘辛いタレで仕上げる名古屋風のうなぎ丼は、メディアでもたびたび取り上げられるほどの人気を誇ります。うなぎは注文を受けてから腹開きで素焼きにするこだわりで、香ばしくジューシーな味わいを楽しめます。特に「上うなぎ丼」は、ご飯の中にもうなぎが入った二段詰めとなっており、ボリューム満点です。
また、渥美半島の特産品である大あさりを使用した料理も豊富に揃っています。「大あさりフライ定食」は、旨味がぎゅっと閉じ込められたアツアツのフライとあさりの味噌汁がセットになった人気の定食です。その他にも、イカフライ定食、魚フライ定食、エビフライ定食、ミックスフライ定食、カキフライ定食、ヒレカツ定食といった揚げ物系の定食や、テキライス、刺身定食、焼魚定食、煮魚定食など、多岐にわたる定食メニューが提供されています。一品料理としては、焼大あさり、あさりの鉄板焼き、にし貝の酢みそなども楽しめます。さらに、季節限定の特別なメニューとして、5月から10月にかけてのわたりカニ、6月から9月にかけての岩ガキ、そして11月から3月にかけてのふぐ料理(要予約)など、その時期にしか味わえない旬の味覚も堪能できます。これらの定食の多くには「あさりの味噌汁」が付きますが、テキライスには味噌汁が付きません。
座席はテーブル席が38席、個室が5部屋用意されており、様々なシチュエーションでの利用が可能です。アットホームな雰囲気の中で、新鮮な海の幸をゆっくりと味わうことができます。また、宴会や団体での利用にも対応しており、舟盛り(伊勢エビやウニ付きの場合あり)なども予約に応じて提供されています。施設内には屋外に喫煙スペースも設けられています。
宿泊施設も併設されており、温泉も楽しめる「愛知渥美半島 伊良湖温泉 魚と貝のうまい宿 玉川」として、観光やビジネス、ゴルフなど幅広い目的で利用されています。客室は和室が中心で、木のぬくもりを感じられる落ち着いた空間が提供されています。最近ではバリアフリートイレの設置など、利用客への配慮も進められています。