愛知県弥富市稲荷にひっそりと佇む「インターナショナルビレッジ」は、本格的なパキスタン料理を堪能できることで知られる隠れ家のようなレストランです。その独特な外観は、一見すると車の解体施設に隣接するコンテナのようであり、初めて訪れる人にとってはまさに「隠れ家」と呼ぶにふさわしい佇まいですが、その扉を開けば異国情緒あふれる空間が広がっています。食べログの「アジア・エスニック百名店」に2022年、2023年、2024年と連続で選出されるなど、その味は多くのグルメ愛好家から高く評価されており、メディアにも度々取り上げられています。
アクセスは、公共交通機関を利用する場合、近鉄蟹江駅から飛島公共交通バス蟹江線に乗り換え、善光寺前バス停で下車するのが便利です。善光寺前バス停からは徒歩約17分と少し距離がありますが、その道のりもまた、非日常感を味わう冒険の一部となるでしょう。主要な道路である国道23号線や愛知県道71号名古屋西港線が交差する稲荷西交差点付近に位置しており、車でのアクセスも可能です。駐車場については公式な案内はありませんが、店舗周辺に駐車している利用者も見受けられます。
店内は、約50席を備えた広々とした空間で、食堂のようにテーブル席が並び、小上がり席や子供用の椅子も用意されており、お子様連れの家族でも安心して利用できます。全席禁煙のため、快適な食事の時間を過ごすことが可能です。このお店はハラル認証を受けており、イスラム教徒の方々も安心して本格的な料理を味わうことができます。また、英語の多言語メニューも用意されており、多様な国籍の利用者が訪れる国際色豊かな雰囲気も魅力の一つです。
「インターナショナルビレッジ」のメニューは、多彩なパキスタン料理が揃っています。特に人気の高いのは、香ばしいスパイスが効いた様々なカレーや、骨付き肉がゴロゴロと入ったボリューム満点のビリヤニです。マトンビリヤニやチキンビリヤニは、その圧倒的な量と本格的な味わいで多くのリピーターを惹きつけています。カレーには特大のナンが2枚付いてくることが多く、焼きたてのふっくらとしたナンはカレーとの相性抜群です。また、ナンと並んで「ロティ」も提供されており、ロティを勧める声も多く聞かれます。その他、骨付きラム肉のグリル「ラムチョップ」や、豆と卵のカレーなど、日本では珍しい本格的な一品料理も楽しめます。食前にはサラダが提供され、食後には香り高いチャイで締めくくるのがおすすめです。
料金は、ランチタイムがおおよそ1,000円から1,500円程度、ディナータイムは2,000円から3,000円程度の予算で、ボリューム満点の本格料理を心ゆくまで堪能できます。お会計にはクレジットカード、電子マネー、QRコード決済は利用できず、現金支払いとなります。提供される料理は全体的に量が多い傾向があるため、食べきれない場合は持ち帰りも可能です。お店のスタッフが丁寧に梱包してくれるため、無理なく食事を楽しむことができます。弥富の地で本場のパキスタン料理を体験したいなら、「インターナショナルビレッジ」は外せない選択肢となるでしょう。