愛知県豊田市越戸町に佇む「haccosido(ハッコシド)」は、名鉄三河線越戸駅から徒歩わずか1分という好立地に位置するカフェです。創業昭和2年の老舗味噌蔵「丸加醸造場」が手掛けるこのお店は、「発酵」というテーマを深く追求し、日々の食卓に「うふふ」と微笑みがこぼれるような、心と体に優しい料理を提供しています。店名の「haccosido」は、「発酵」とこの地の「越戸町」を掛け合わせたもので、そのコンセプトが色濃く反映された空間とメニューが特徴です。
築年数を重ねた味噌蔵をリノベーションして生まれた店内は、シックな黒を基調とした外観とは対照的に、一歩足を踏み入れると梁や味噌桶に使われていた木材が随所に活かされた、懐かしくも温かみのあるおしゃれな雰囲気が広がっています。味噌蔵ならではのほのかな香りが漂う空間は、訪れる人々に非日常でありながらも「ほっ」と落ち着ける心地よさを提供します。22席が設けられた店内は、全席禁煙で快適に過ごせます。残念ながら個室の用意はありませんが、20名から50名までの貸切利用も可能で、イベントなど様々なシーンでの利用が検討できます。
haccosidoのメニューは、発酵食品をふんだんに取り入れた独創的ながらも心温まる料理が並びます。朝8時から楽しめる「朝ごはん」は、炊き立ての土鍋ごはんが主役。具だくさんの豚汁に小鉢、漬物、卵焼きが付いており、1,100円で日本の伝統的な朝食を堪能できます。特に、自家製味噌を使用した豚汁は深いコクと優しい味わいが特徴です。ランチタイムの「昼ごはん」は、メイン料理に8種類もの前菜が付いたプレートスタイルで提供され、ボリューム満点でありながら、発酵の力で健康的な食事を意識した内容です。価格帯はランチで1,000円から1,999円程度、ディナーでは2,000円から2,999円程度と、気軽に利用できる設定です。鶏肉を塩麹で漬け込んだグリルチキンや、肉厚な椎茸のフライといったメイン料理のほか、食後には「醤油チーズケーキ」や「味噌チョコケーキ」など、味噌や醤油の奥深さを感じさせるユニークな発酵スイーツも楽しめます。アレルギー表示もされているため、安心して食事を選べます。
支払い方法については、主要なクレジットカード(VISA、Master、JCB、AMEX、Diners)が利用可能で、Suicaなどの交通系電子マネー、楽天Edy、nanaco、WAON、iD、QUICPayといった電子マネーにも対応しています。また、J-Coin Payでの支払いも可能です。ただし、QRコード決済は一部非対応です。お店の敷地内には6台分の駐車場があり、少し離れた場所に第2駐車場として20台分のスペースも確保されているため、車でのアクセスも便利です。
haccosidoはテイクアウトサービスも行っており、自宅で発酵食品を活かした料理を楽しむこともできます。また、小さなお子様連れの家族でも安心して利用できるよう、お子様連れ歓迎の配慮がされています。人気店のため、特に混雑時には事前の予約が推奨されており、スムーズな入店には予約の利用が賢明です。営業時間は朝8時から17時までで、火曜日が定休日です。店内のレジ横では、丸加醸造場の調味料も一部販売されており、5%引きで購入できるサービスも提供されています。日常に発酵食の魅力を取り入れたい方や、味噌蔵の趣を感じる空間でゆったりと過ごしたい方におすすめのカフェです。