愛知県名古屋市千種区松軒1丁目4番地17号に位置していたJAM Family NAGOYAは、大阪で人気を博したソフトクリームとクレープの専門店として、地域の人々に親しまれていました。大阪の人気店が名古屋に展開した2号店として、濃厚なソフトクリームともっちりとした食感のクレープ生地で作られる出来たてのスイーツが特徴的でした。店内は落ち着いた空間が広がり、広々とした座席が用意されており、訪れる人々がゆったりと過ごせるような配慮が感じられました。オープンキッチンでクレープが一つ一つ丁寧に作られる様子を見ることもでき、ライブ感も楽しむことができる空間でした。
この店舗は、特に生クリームを限界まで高く盛り付けた「モンスタークレープ」で知られていました。まるでソフトクリームのような見た目をしていますが、実際はすべてがホイップクリームで構成されており、その圧倒的なボリュームは多くの来店客を驚かせ、SNSなどでも話題となっていました。ホイップクリームは甘さ控えめで、クレープの生地はほんのり甘く、もちもちとした食感が特徴でした。この「モンスタークレープ」は一つ500円から600円程度で提供されていました。
クレープのメニューは非常に豊富で、定番のフルーツ系から、独創的な和風クレープ、さらにはおかず系のクレープまで、幅広い選択肢が提供されていました。例えば、いちごやバナナ、ブルーベリーなどの新鮮なフルーツを贅沢に使ったクレープ、表面をカリカリにキャラメリゼしたクリームブリュレクレープなどがありました。和風のクレープとしては、あずきと白玉を組み合わせた抹茶味のクレープがあり、特筆すべきは生地自体も抹茶味であった点です。また、オレオをふんだんに使用したクレープも人気を集めていました。これらのクレープは、多種多様なトッピングを追加することで、自分だけのオリジナルクレープを作る楽しみも提供されていました。ソフトクリームやパフェなどもメニューに加わり、スイーツ好きにはたまらないラインナップでした。多くのメニューが1,000円未満で利用できる手頃な価格帯でした。
アクセスについては、名古屋市営地下鉄東山線の今池駅から徒歩で約15分から17分程度の距離に位置していました。環状線・都通沿いのオンダマンションの1階にあり、近くには都通一丁目や古出来町といったバス停も存在し、バスを利用しての来店も便利な立地でした。専用の駐車場は設けられていなかったため、車で訪れる際には近隣のコインパーキングを利用する必要がありました。
店内にはイートインスペースが設けられていましたが、その席数は限られており、主に二人掛けのテーブル席が中心でした。個室の用意はありませんでしたが、家族連れでの利用も歓迎されており、子供用の椅子なども用意されているようでした。テイクアウトのサービスも充実しており、クレープは専用の可愛らしいカップに入れられ、持ち帰りやすいように工夫されていました。有料でスマイルマークのついた可愛らしいラッピング袋を選ぶこともでき、特に子供たちからの人気を集めていました。営業時間は13時から23時までと夜遅くまで開いており、特に平日は夜の遅い時間まで営業していることから、仕事帰りや夕食後のデザートを求める人々にも利用されていました。決済方法としては、現金に加えてPayPayなどのQRコード決済も利用可能でした。