愛知県新城市豊岡字滝上11-4に位置する「はづ別館」は、奥三河の湯谷温泉郷に佇む、大正ロマンを感じさせる趣ある温泉宿です。JR飯田線湯谷温泉駅からは徒歩約1分とアクセスに優れており、駅のすぐ目の前という好立地も魅力の一つです。新東名高速道路新城ICからは車で約16分、東名高速豊川ICからは車で約45分で到着し、無料駐車場も40台分完備されています。
はづ別館は、昭和初期に創業した「はづグループ」の原点となる宿で、古き良き日本の旅館の風情を大切にしています。民芸調のロビーからは、眼下に広がる宇連川の美しい渓流を眺めることができ、そのせせらぎは心地よいBGMとなり、訪れる人々に癒しの時間を提供しています。
この宿の大きな特徴は、湯谷温泉の伝統ある源泉「鳳液泉」を源泉かけ流しで楽しめる温泉です。庭園露天風呂、民芸ひのき風呂、鳳液泉風呂の3種類があり、男女時間交代制で湯めぐりを満喫できます。特に、露天風呂から望む川の景色は格別と評判です。
お料理は、地元の新鮮な食材をふんだんに使用した四季折々の創作和会席料理が提供されます。鮎やアマゴ、絹姫サーモンといった川魚、猪や鹿などの地元食材を使った山の幸を味わうことができ、遠方から訪れる宿泊客にも喜ばれています。夕食時には飲み放題プランも利用でき、地元の地酒も用意されています。昼食対応も可能で、日帰りプランで創作和会席を楽しむこともできます。
客室は全14室あり、それぞれ趣の異なる部屋が用意されています。スタンダードな和室のほか、木造二間続きのゆったりとした民芸調のお部屋、そして茶室付き三間続きの総ひのき造りの特別室など、多様な選択肢があります。2023年秋には一部客室がリニューアルされ、湯谷温泉で唯一となる温泉付き洋室も加わりました。部屋からは渓流を眺めることができ、日常を忘れて「ほっ」と一息つけるような時間が過ごせます。なお、館内にはエレベーターがないため、移動は階段となりますが、足元に不安がある場合は相談することも可能です。全室禁煙化されており、喫煙ルームが館内に設けられています。
特別なサービスとして、チェックイン時にはお抹茶とお菓子の提供があり、旅の疲れを癒してくれます。また、宿泊者は姉妹館「湯の風HAZU」の入浴が可能となる特典や、館内利用券のプレゼントといった公式サイトからの予約特典もあります。宿の二軒隣にあるカフェ&ゲストハウス「Hoo!Hoo!」では、宿泊者限定で奥三河産のお茶か地酒のサービス券が手渡されることもあり、地元の銘酒「蓬莱泉」などを楽しむことができます。
はづ別館は、風情ある建物と美しい渓流の眺め、そして地元の恵みを活かした創作料理と良質な温泉で、訪れる人々に心安らぐ滞在を提供しています。