名古屋市中区大須に位置する「矢場とん 矢場町本店」は、地下鉄名城線矢場町駅4番出口から徒歩約5分、または地下鉄鶴舞線・名城線上前津駅からも徒歩約5分と、アクセスしやすい立地にある味噌カツの老舗です。創業は昭和22年(1947年)で、70年以上の歴史を誇り、名古屋名物「みそかつ」の代名詞ともいえる存在として多くの人々に親しまれています。
店舗は7階建てのビルで、特徴的な豚のマスコットキャラクター「ぶーちゃん」の看板が目印です。店内は明るく活気に満ちた雰囲気で、壁やエレベーター、細部の装飾に至るまで「ぶーちゃん」のモチーフが散りばめられており、訪れる人を和ませる空間が広がっています。創業当時の様子を伝えるパネルなども飾られ、歴史を感じさせる趣も魅力の一つです。
矢場とんの「みそかつ」は、南九州産の厳選された上質な豚肉を使用し、独自のパン粉でふんわりとカリッとした食感に揚げられたとんかつに、一年半熟成させた天然醸造の豆味噌をベースとした秘伝の味噌だれをたっぷりとかけた逸品です。この秘伝の味噌だれは、サラリとしていながらも深いコクがあり、とんかつの旨味を最大限に引き立て、ご飯との相性も抜群です。
メニューは多岐にわたり、中でも約22cmと大判でボリューム満点の「わらじとんかつ定食」は、みそとソースの2種類の味を「半々」で楽しめる人気メニューとして知られています。価格は2,000円(税込)です。また、アツアツの鉄板で提供される「極上リブ鉄板とんかつ定食」も人気が高く、こちらは2,100円(税込)で提供されています。単品での注文も可能で、極上リブ鉄板とんかつ単品は1,670円(税込)です。他にも、ロースとんかつが乗った「みそかつ丼」は1,450円(税込)、ねぎのせや台湾みそかつ丼といったバリエーションも楽しめます。ヘルシー志向の方には、脂身を極限まで取り除いた赤身肉を使用した「ひれとんかつ」も選べます。サイドメニューには、特製どて煮や串かつ、矢場とんサラダなどがあり、どて煮は牛ヒレのすじ肉とこんにゃくを味噌だれでじっくり煮込んだ、おつまみにも最適な一品です。
座席は全135席と広く、様々なシーンに対応可能です。1階にはカウンター席があり、お一人様でも気軽に利用できます。店内は3階まで客席があり、細長く縦に伸びたビル構造です。個室も用意されており、4名用で利用できるため、家族や友人との食事にも適しています。店内は全面禁煙で、快適な食事環境が提供されています。
特別なサービスとしては、店舗に併設されたアンテナショップ「YABATON SHOP」があり、矢場とんの味を自宅で楽しめるお土産品や、マスコットキャラクター「ぶーちゃん」のグッズなどが販売されています。また、公式サイトでは名古屋地区にある複数店舗の待ち時間がリアルタイムで表示されるサービスがあり、混雑状況を確認してから来店することができます。クレジットカードや電子マネー、QRコード決済にも対応しており、利便性の高い店舗です。