愛知県安城市桜井町塔見塚77に位置する「新時代 安城桜井店」は、2025年3月31日より業態変更のため一時休業しております。かつては、元プロサッカー選手がプロデュースする、リーズナブルな価格設定で人気を集める居酒屋として多くの人々に親しまれていました。
名鉄西尾線桜井駅からは徒歩約5分から7分圏内とアクセスしやすく、店舗には30台収容可能な駐車場も完備されており、車での来店も便利でした。地域に根ざした立地で、仕事帰りや休日の家族、友人との利用にも適した場所でした。
「新時代」のコンセプトは、「コンビニよりも安いお店」を掲げ、日常的に気軽に立ち寄れる「生活価格」での提供を目指していました。手作りのメニューが多く、注文を受けてから調理するというこだわりは、安価でありながら質の高い料理を提供する姿勢の表れでした。店内は活気に満ちた雰囲気で、カウンター席、テーブル席のほか、お座敷や掘りごたつ席も用意されており、合計約90席から100席程度が利用可能で、時には店内の席だけでは足りず、外席も開放されるほどの賑わいを見せていました。
同店の看板メニューは、累計販売本数2億本を超えるという「伝串」です。1本55円(税込)という驚きの価格で提供されるこの揚げ鶏皮串は、日本一のパリモチ食感を謳い、一度食べるとやみつきになる美味しさで多くのリピーターを獲得していました。余分な脂を落としコラーゲンのみを残した鶏皮に、高麗人参を贅沢に使った甘辛い特製タレ、そして塩分ゼロの大豆由来スパイスが絶妙なハーモニーを生み出していました。「伝串ピラミッド」と称される提供方法も特徴的で、6本(小ピラミッド330円)、10本(中ピラミッド550円)、21本(大ピラミッド1,155円)、36本(新時代ピラミッド1,980円)と、本数に応じて美しく積み上げられた姿は、視覚的にも楽しめる店の風物詩としてSNSでも頻繁に投稿されていました。
「伝串」以外にも、多彩なメニューが揃っていました。「伝串の赤」は99円、豆腐田楽串は165円、スパイスもも串、砂肝ペッパー串、つくね串はそれぞれ198円、ニンニクピンチョスは220円など、串物も手頃な価格で提供されていました。一品料理では、独自加熱製法で生のような食感を実現した「とり刺しユッケ」が638円、自家製塩ダレの「塩ダレキャベツ」や「枝豆」、鳴門直送の「刺身わかめ」はいずれも308円でした。「海苔10倍磯辺揚げ」や農家直送の「生ごぼう天」、淡路島の「玉ねぎ天(紫蘇塩)」は各418円でした。特に人気の「どる焼き」は528円で、超肉汁、超弾力、超旨味が特徴の鶏肉料理として知られていました。その他、「味噌豚串カツ」「ソース豚串カツ」「カレー豚串カツ」が各275円、鶏10羽分の白ハラミを使用した「プリンセス焼き」は638円、まるでフォアグラのような国産の「白レバ刺し」は528円でした。ドリンクも生ビールが190円(税抜)、ハイボールが150円(税抜)と破格の値段設定で、客単価は2,000円未満に抑えられていました。
特別なサービスとして、来店回数に関わらず利用できる誕生日プレゼントがありました。これは、「伝串ピラミッド」での宴の後に、大人気の大学芋アイスが贈呈されるというもので、顧客への細やかな配慮がうかがえました。手頃な価格で質の高い料理と活気ある雰囲気、そしてユニークなサービスで、地域住民にとって日常使いに最適な居酒屋として広く愛されていました。