愛知県岡崎市井田南町に位置していた「博多もつ鍋 山秀 岡崎店」は、愛知環状鉄道北岡崎駅から徒歩約5分から7分というアクセスしやすい場所にありました。共同利用の広々とした駐車場も完備されており、最大70台の駐車が可能であったため、車での来店にも便利な立地でした。
この店は、岐阜や名古屋で高い人気を誇った「山秀」の味を受け継ぎ、本場博多の本格もつ鍋を心ゆくまで堪能できる専門店として知られていました。コンセプトは、コラーゲンを豊富に含む新鮮な牛もつを主役にしたもつ鍋の提供にあり、使用される牛もつは長野県産のみにこだわり、その品質の高さから臭みがなく、ぷりぷりでジューシーな食感が特徴でした。
もつ鍋のスープは、特にこだわりが強く、九州の4種類の味噌を独自にブレンドした「味噌味」と、岐阜県産の厳選された醤油を使用した「醤油味」が定番として多くの客に愛されていました。これらのスープには隠し味として有機豆乳が加えられ、濃厚でありながらもまろやかな奥深い味わいを生み出していました。味噌と醤油の他にも、「塩味」や辛味が特徴の「旨辛味」、さらにはユニークな「カレー味」や「明太子味」といった多様なスープも提供されており、訪れるたびに異なる味を楽しむことができました。もつ鍋は一人前1,480円(税込)から提供され、特製のカレー味や明太子味はそれぞれ1,810円(税込)や1,920円(税込)でした。
もつ鍋の〆には、出汁とチーズが絶妙に絡み合う「チーズリゾット」(550円)が特に人気を集め、その他にも「雑炊」(500円)、「チャンポン麺」(350円)、「うどん玉」(350円)、そして珍しい「台湾まぜめし」(770円)など、多彩な選択肢が用意されていました。追加の具材として、牛もつ(並盛650円、大盛980円)や、キャベツ、ニラ、ゴボウなどの野菜盛り(680円)も充実していました。
もつ鍋以外の魅力的な一品料理も豊富でした。名物として知られた「モツカラ」(760円)は、ぷりぷりのもつをカリッと揚げた食感が特徴で、多くの客が注文していました。他にも「センマイ刺」(680円)、「ホルモン焼き」(860円)、「酢モツ」(520円)、「桜ユッケ」(860円)といった、もつ鍋専門店ならではのメニューが揃っていました。おつまみや揚げ物、ご飯もの、デザートも用意されており、幅広いニーズに応える品揃えでした。ドリンクメニューも充実しており、日本酒、焼酎、ワイン、カクテルなど、もつ鍋と相性の良い様々な種類の酒が楽しめ、特に日本酒や焼酎にはこだわりが見られました。
座席は総席数45席から46席程度で、カウンター席、テーブル席、そして足をのばしてくつろげる掘りごたつ式の座敷席が設けられていました。特に掘りごたつ席は、小さなお子様連れの家族でも安心して食事を楽しめるように配慮された空間でした。半個室も完備されており、2名から8名までの少人数での会食や、会社の宴会、女子会など、様々なシーンで利用することが可能でした。店舗全体を貸し切ることもでき、20名から50名程度の団体での利用にも対応していました。
特別なサービスとして、誕生日などのお祝い事の際には、バースデープレートの提供や、持ち込みのケーキやプレゼントへの対応も可能でした。また、自宅で本格的なもつ鍋の味を楽しめる持ち帰りセットも提供しており、野菜やスープが全てセットになったものや、もつのみの冷凍セットなど、手軽に店の味を家庭で再現できる工夫が凝らされていました。支払い方法も多岐にわたり、主要なクレジットカードに加え、PayPay、QUICPay、iDなどの電子マネーやQRコード決済も利用できました。店内は全席禁煙で、一部の席では充電に便利な電源も利用可能でした。
博多もつ鍋 山秀 岡崎店は、本格的な博多もつ鍋を通じて、岡崎の食文化に貢献していましたが、現在は営業を終了しています。