名古屋市中区栄の名古屋三越ラシック館8階に位置する「陳麻婆豆腐 ラシック店」は、本場四川の伝統的な麻婆豆腐を堪能できる本格四川料理の専門店です。地下鉄東山線栄駅から徒歩2分、または地下鉄東山線・名城線栄駅16番出口より徒歩5分と、駅からのアクセスも良好な商業施設内にあります。栄の繁華街にありながら、館内の上層階に位置するため、落ち着いた雰囲気の中で食事が楽しめます。
「陳麻婆豆腐」は、1862年に四川省成都で創業した「陳興盛飯舗」が起源とされ、150年以上にわたり受け継がれてきた歴史を持つ麻婆豆腐発祥の店として知られています。その伝統の味を今に伝えるため、四川省本店から調理長を招き、本場の味を忠実に再現しています。中国政府機関が認定する中国大陸の老舗企業の称号「中華老字号(ジョンファ・ラオズハオ)」を有する、日本で唯一の本格四川料理の老舗という点も大きな特徴です。痺れる辛さの「麻(マー)」と唐辛子の「辣(ラー)」が織りなす奥深い旨みが特徴で、ただ辛いだけでなく、複雑なスパイスの香りとコクが感じられる料理を提供しています。
お店の看板メニューである「陳麻婆豆腐」には、特に5つのこだわりがあります。まず、1865年創業の老舗である富塚豆腐店の豆腐を使用し、牛ひき肉のそぼろを使用している点です。さらに、痺れを生み出す花椒は四川省漢原産のものを選び、味の決め手となる郫県(ピーシェン)豆板醤を使用。そして、一般的なネギではなく葉ニンニクを使うことで、独特の風味と香りを引き出しています。このこだわりが、濃厚かつ絶妙な辛味と旨味の「陳麻婆豆腐」を生み出しています。
メニューには、ランチ、ディナーともに豊富な四川料理が揃います。ランチタイムには、「麻婆豆腐セット」が1,276円で提供されており、ザーサイ、ご飯、スープ、中国茶、杏仁豆腐が付いています。他にも、「本場四川省のエビチリセット」や「本場四川省の回鍋肉セット」などがあり、ミニ麻婆豆腐を追加することも可能です。ディナーメニューでは、「成都市本店陳麻婆豆腐」が1,397円、「牛モツとハチノスのラー油和え」が935円、「本場四川省のホイコーロー」が1,199円、「鶏肉の唐辛子炒め」が1,397円、「鐘さんの水餃子(3個)」が517円、「本場四川省の担担麺(大椀)」が1,265円といった多彩な料理が楽しめます。また、「水煮魚(シュイジューユイ)」のような魚の切り身を唐辛子や花椒で煮込んだ通好みのメニューも2,530円で提供されています。デザートには杏仁豆腐やバニラアイスなどがあります。テイクアウトメニューも充実しており、店内で提供される料理の多くを自宅でも楽しめます。価格は全て税込表記です。
店内は全52席から55席の座席があり、ゆったりとした空間が広がっています。個室の用意はありませんが、ソファ席やテーブル席が中心で、お子様連れでも安心して利用できる広々とした雰囲気です。栄の夜景を眺めながら食事ができる窓際の席も人気を集めています。店内はカジュアルながらも清潔感があり、各種宴会や女子会など幅広いシーンで利用できます。
特別なサービスとしては、予約が可能であること、また、ベビーカーでの入店やベビーチェアの利用が可能で、小さなお子様連れに配慮している点が挙げられます。オンラインフードデリバリーサービスとしてUber Eatsや出前館にも対応しており、自宅で手軽に本格四川料理を楽しむことができます。