愛知県豊橋市中野町に位置する「いちょう 中野町本店」は、地元の食文化を深く根ざした伝統的な和食を提供する老舗として、長年にわたり地域の人々に親しまれてきた飲食店です。豊橋鉄道渥美線南栄駅から徒歩約11分から12分ほどの場所にあり、豊鉄バス「ろう学校前」バス停からは徒歩約1分と、公共交通機関でのアクセスも良好です。また、豊橋駅からは車で約15分と利便性が高く、広々とした70台分の駐車場も完備しているため、遠方からの訪問や家族連れ、団体での利用にも大変便利です。
この店の最大の特徴は、豊橋の郷土料理である「なめし田楽」への深いこだわりです。渥美半島で育った新鮮な大根の葉を秘伝のレシピで丁寧に仕上げた「なめし」は、あっさりとした味わいの中に風味豊かな香りが広がります。田楽に使用される豆腐は、豊橋の老舗「竹上豆腐店」に特別に製造を依頼したもの。そして、三河八丁味噌を独自の製法でブレンドし、豆腐となめしの風味を最大限に引き出すよう工夫された秘伝の味噌だれが、この店でしか味わえない絶妙なハーモニーを生み出しています。また、豆乳を使ったヘルシーな料理や、滋養強壮に良いとされる作手高原産の自然薯など、地元三河の旬の食材を積極的に取り入れる「地産地消」にも力を入れており、素材本来の味を大切にした料理を提供しています。
店内は、和の落ち着いた雰囲気が広がる空間で、お食事の時間をゆったりと過ごせるように配慮されています。1階と2階に分かれており、総席数は162席を有し、多様なニーズに対応可能です。特に、プライベートな空間で食事が楽しめる個室が充実している点が魅力です。2名から利用できる少人数の個室から、8名まで対応可能な座敷の個室、さらには「いちょうの間」と名付けられた20名まで収容可能なテーブル席、そして最大40名まで利用できる「コミュニティーホール」といった大部屋まで用意されており、家族での食事会はもちろん、慶事や法事、各種宴会など、幅広いシーンで利用できます。カウンター席や広々としたテーブル席、畳の座敷席も備え、利用客の様々なシチュエーションに応じた席選びが可能です。店内はバリアフリーにも対応しているため、車椅子利用者や高齢の方も安心して来店できます。
メニューは、「なめし田楽」を核とした多彩な和食が揃います。昼の時間帯には、平日の日替わりランチが1,280円で提供され、海老フライやさばの味噌煮、味噌かつ、豚焼肉など、その日の趣向を凝らしたメイン料理に、お刺身や煮物、豆富サラダなどが付く充実した内容です。花かご田楽ランチは1,340円、豆富と野菜の田楽ランチやお多福ランチのロース味噌かつランチは1,580円で楽しめます。朝9時から11時までは1階席限定でモーニングも提供されており、一日の始まりを和食で優雅に彩ることができます。夜の利用では、予算に合わせて選べる会席料理が豊富に用意されており、「彩会席」が5,200円、「雅会席」が5,600円、「いちょう会席」が6,300円、そして「葵会席」は6,500円で提供され、季節ごとの旬の食材を盛り込んだ本格的な和食を堪能できます。その他、いちょう定食やゆたか定食、雪・月・花といった名の定食に加え、健康志向の豆乳うどん定食や豆乳鍋定食、なめし味噌ひれかつ定食、なめし豚焼肉定食など、趣向を凝らした様々な定食メニューが1,500円から3,800円程度の価格帯で提供されています。
特別なサービスとしては、慶事や法事といった人生の節目に合わせた会席料理の提供があり、大切なひとときを過ごす場として選ばれています。また、お子様連れの利用客にも配慮が行き届いており、お子様ランチの用意があるほか、畳の座敷席があるため、小さな子供を連れていても安心して食事を楽しむことができます。感染症対策にも力を入れており、店内には消毒液の設置やスタッフのマスク着用が徹底され、愛知県が推進する「あいスタ宣言店」としての認証も受けているため、安心して食事を堪能できる環境が整っています。店頭や電話での注文が可能なテイクアウトサービスも充実しており、会席折詰弁当やなめし田楽弁当、なめし菜や田楽味噌といった名物を自宅で手軽に味わうことができるのも魅力の一つです。主要なクレジットカードのほか、楽天Edy、Suica、nanaco、iD、QUICPayなどの電子マネー、PayPay、楽天ペイ、d払い、au PAYなどのQRコード決済にも対応しており、支払い方法の選択肢が広いのも利用客にとって便利な点です。