愛知県豊田市桜町1-17に位置していたイタリアンレストラン「トラットリア ダ・モコ」は、かつて多くの人々に親しまれた存在でした。2024年12月25日をもって営業を終了したとされています。名鉄豊田市駅から徒歩約5分、愛知環状鉄道新豊田駅からは徒歩約7分から9分と、駅からのアクセスに恵まれた立地でした。桜町1丁目の交差点近くに佇み、ローソンを過ぎて右折し、二つ目の信号付近にその場所がありました。駐車場は設置されていませんでしたが、提携のフリーパーキングを利用することで3時間まで無料となるサービスが提供されていました。
「トラットリア ダ・モコ」は、黒を基調としたスタイリッシュな外観が特徴の、開放的な雰囲気を持つトラットリアでした。店内には、シェフのこだわりや好みが随所に散りばめられ、映画の世界観を思わせるインテリアや、入口に置かれたおしゃれなイタリア製バイクが目印となっていました。一軒家レストランのような造りで、落ち着いた空間でありながらも、活気のあるオープンエアの雰囲気も兼ね備えていました。
提供されていた料理は、石窯で焼き上げるモチモチとした食感のピッツァが看板メニューの一つでした。本格的なパスタ料理はもちろんのこと、新鮮な魚介を使った一皿や、炭火で丁寧に焼き上げた肉料理も人気を博していました。野菜料理にも力を入れており、旬の素材を活かした彩り豊かなメニューが提供され、ワインやカクテルとの相性も追求されていました。名物として親しまれたハンバーグや、珍しいうさぎのもも肉クリーム煮、アヒージョ、生ハムなども、訪れる人々を魅了するメニューとして知られていました。
ランチタイムには、お得なコースが提供されていました。例えば、本日の前菜盛り合わせ、本日のパスタまたはメイン料理、本日のドルチェ、ワンドリンクが付いたコースがあり、メインやドルチェは選択肢によって追加料金が発生する場合もありました。前菜盛り合わせには、キャロットスープ、グリーンサラダ、ナスのマリネ、キャロットラペ、クリームチーズなど、趣向を凝らした一品一品が並び、食事の始まりを華やかに彩っていました。また、テイクアウトも可能で、家庭でも本格的なピッツァやパスタ、プリンなどを楽しむことができました。
店内は総席数約45席で構成されており、1階にはテーブル席が約30席、2階にはテーブル席が約24席とカウンター席が約6席設けられていました。特に2階席には、20名から30名での貸切利用が可能な個室が備えられており、忘年会や新年会、歓送迎会といった各種パーティー、接待など、様々なシーンで活用されていました。プロジェクターやマイクも完備されており、イベントにも対応できる設備が整っていました。ソファー席も用意され、ゆったりと食事を楽しむことができる空間でした。喫煙に関しては分煙されており、2階席の一部で喫煙が可能でした。
「トラットリア ダ・モコ」は、多岐にわたるサービスを提供していました。誕生日や記念日のお祝いには、特別な「デザートの盛り合わせ」のサービスがあり、サプライズ演出にも対応していました。お子様連れの利用も歓迎されており、ベビーカーでの入店も可能で、家族での食事にも配慮が行き届いていました。飲み放題プランも充実しており、宴会利用にも適していました。デリバリーサービスも行っており、自宅での食事にも対応していました。また、2023年と2024年に豊田市で開催された「ラリージャパン」の選手や関係者にも利用されるなど、その名が広まっていました。店舗ではWi-Fiも利用でき、適格請求書(インボイス)対応の領収書発行も可能でした。