富山県富山市新富町1-3-9 駅前プラザビル1Fに位置していた「やけるやんか千房 富山駅前店」は、かつて富山駅前エリアで多くのお客に親しまれたお好み焼き店でした。JR富山駅から徒歩約3分、富山地鉄市内線新富町駅からも徒歩約2分という、駅からの優れたアクセスが特徴でした。駅南口の地下道出口からすぐの場所で、仕事帰りや観光の際にも気軽に立ち寄れる店として知られていました。また、店舗の目の前には有料の立体駐車場も完備されており、車での来店も便利な点が評価されていました。しかしながら、この店舗は2024年6月1日をもって閉店いたしました。
「やけるやんか千房 富山駅前店」は、大阪で名高い「千房」の味を受け継ぎ、本格的なお好み焼きを提供していました。特にお店の名物とされていたのは、熟練のスタッフが目の前の鉄板で丁寧に焼き上げるお好み焼きと山芋焼でした。お好み焼きには国産の小麦粉が使われ、ふっくらとした口当たりと、素材の旨みが凝縮された味わいが特徴でした。また、たっぷりの山芋にお餅を合わせたふわトロ食感がたまらない山芋焼は、お店自慢の一品として高い人気を誇っていました。焼き上がったお好み焼きは、熱々の鉄板にそのまま運ばれ、最後まで温かい状態で楽しむことができました。
お好み焼きの他にも、多彩な鉄板料理や大阪名物の串カツ、そして焼肉も提供されていました。串カツは揚げたてサクサクの食感が特徴で、豚肉、牛肉、ささみ、アスパラ、ししとう、ししゃもなど、豊富な種類が揃い、おまかせ盛り合わせも好評でした。一品料理も充実しており、とんぺい焼やチーズとんぺい焼、手羽先、イカゲソ鉄板焼、フライドポテトなどが提供され、お好み焼きや串カツと共に楽しめるメニューが豊富に揃っていました。
メニュー内容の一例として、お好み焼きでは道頓堀焼、ミックス焼、広島焼ミックス、ねぎ焼ミックス、大阪もだん、ねぎ焼デラックス、まったり焼、ねぎ焼すじこん、豚もだんなどがあり、豚玉、いか玉、チーズ玉、小えび玉、キムチ玉といったスタンダードなものも選べました。山芋焼では、もっちり山芋焼やミックス山芋焼が提供されていました。焼そばもミックス焼そば、豚焼そば、いか焼そば、キムチ焼そば、海鮮げそ焼そば、ホルモン塩焼そばなど、多様な選択肢がありました。これらのメニューは、大盛りサイズへの変更も可能で、お好み焼や焼そばの大盛りサイズアップは無料のサービスも提供されていました。
ドリンクメニューも豊富で、定番のソフトドリンクのほか、千房オリジナルのソーダなども提供されていました。テイクアウトにも積極的に対応しており、お好み焼きや焼そばのほか、串揚げやフライドポテトなども持ち帰り可能で、自宅で手軽にお店の味を楽しむことができました。さらに、Uber Eatsでのデリバリーサービスも行っており、11:30から23:00まで利用が可能でした。テイクアウトの際には、全ての商品に容器代として32円が追加されていました。
店内は落ち着いた雰囲気で、テーブル席とカウンター席が合わせて32席設けられていました。個室の用意はありませんでしたが、最大で34名まで対応可能な広々としたスペースがあり、会社の宴会や友人との飲み会、女子会など、様々なシーンで利用されていました。2時間飲み放題付きのコース料理も提供されており、特に「コテコテ浪花コース」は料理8品で3,980円(税込)という手頃な価格で、お好み焼きや焼肉、串カツなどの名物料理を存分に味わえる内容でした。この飲み放題付きのコースは、利用客の要望に応じてアレンジも可能で、男性でも満足できるボリュームが魅力でした。
利用客の口コミによると、ランチタイムの予算は1,000円未満、ディナータイムは2,000円から3,000円台が中心で、リーズナブルに大阪の味が楽しめると評判でした。店内では無料Wi-Fiが完備され、スポーツ観戦もできるなど、快適に過ごせる空間が提供されていました。かつては小栗旬さんのサインが飾られていたという情報もあり、ファンにとっては特別な場所でもありました。このように、「やけるやんか千房 富山駅前店」は、長年にわたり地域の方々に愛され、多くの思い出が作られた場所でした。