石川県加賀市の風光明媚な山代温泉に佇む「割烹河口」は、純日本風の趣ある建物が静かなたたずまいを感じさせる割烹料理店です。歴史ある山代温泉の地で、旬の食材を活かした加賀料理を堪能できることで知られています。地元橋立港や塩谷漁港から直送される新鮮な海の幸、加賀野菜や厳選された有機野菜など、料理人が素材そのものの味を最大限に引き出すことにこだわり、熟練の技で丁寧に調理された逸品が提供されます。
アクセスは、JR加賀温泉駅から車で約10分と便利です。加賀周遊バス「キャンバス山まわり線」を利用する場合、「山代温泉 総湯・古総湯バス停」から徒歩約450m、北鉄加賀バス「温泉山中線」の「幸町バス停」からは徒歩約150mと、公共交通機関でのアクセスも可能です。また、敷地内には乗用車7台、大型バス1台分の駐車場が完備されており、遠方からの来訪者も安心して利用できます。
割烹河口の大きな特徴は、四季折々の豊かな食材をふんだんに取り入れた料理の数々です。春には近くの山で採れた山菜料理、夏には橋立港の岩ガキ、あわび、さざえといった海の幸が旬を迎えます。秋には松茸、天然なめこ、平茸、舞茸などの山の恵みがテーブルを彩り、そして冬にはカニ、あまえび、とらえび、たら、あんこう、なまこ、白子など、日本海の幸を贅沢に使った料理が絶品と評判です。加賀れんこんのはす蒸しや蕪蒸しといった加賀ならではの郷土料理、新鮮なこぶ焼やほう葉味噌焼といった珍しい一品も提供されます。さらに、自家製のサバのへしこは珍味として多くの人々に喜ばれており、店頭での販売も行われています。これらの料理は、その美味しさから「ミシュラン掲載店」として紹介されることもあり、美食を追求する人々を惹きつけています。
メニューは、昼夜ともに多様な選択肢が用意されています。ランチタイムには、各種定食や加賀昼御膳が2,500円(税込)から提供されており、お造り定食や天ぷら定食、贅沢なのどぐろ定食、うな重など、手軽に本格的な日本料理を楽しむことができます。ディナータイムには、5,500円(税込)から始まるコース料理が充実しており、「梅コース」「竹コース」「松コース」といった季節感あふれるコースが、前菜から煮物椀、お造り、焼き物、炊き合わせ、揚げ物、ご飯、香の物、菓子まで、一連の料理を堪能させてくれます。また、〆鯖やうなぎ蒲焼き、茶碗蒸しなどの一品料理も豊富に揃えられており、旬の味覚をアラカルトで選ぶ楽しみもあります。料理と共に楽しむお酒にもこだわりがあり、北陸の地酒をはじめ、「純米酒やましろ」などの山代温泉の地酒、さらには「黒龍」「夢醸」「獅子の里」「手取川」といった銘柄日本酒も取り揃えられています。九谷焼の美しい器で提供される料理やお酒は、視覚と味覚の両方で特別なひとときを演出します。
座席は、広々としたカウンター席、お座敷、そして個室が完備されており、多様なシーンに合わせて利用できます。カウンター席では、料理人が目の前で調理する姿を眺めながら、料理人と直接会話を交わすことができる特等席として人気です。少人数での食事から、接待や会食、家族での利用にも適した和個室が複数用意されており、最大25名様まで対応可能な宴席も設えられています。落ち着いた空間で、ゆったりと食事の時間を過ごすことができるでしょう。
特別なサービスとしては、法事、結納、百日祝い、還暦、顔合わせなど、人生の節目となるお祝い事に対応した料理の提供が行われています。これらの慶事には、希望や予算に応じた献立の相談も可能です。また、お子様連れの利用も歓迎されており、乳児から小学生まで利用でき、お子様メニューやベビー布団の用意、ベビーカーでの入店も可能です。アレルギーや好みに合わせて、お子様ランチの要望にも柔軟に対応してくれるなど、細やかな配慮が行き届いています。英語の多言語メニューも用意されており、海外からの来訪者も安心して利用できます。
営業時間は昼が11時30分から13時30分まで、夜が17時から23時まで営業しており、日曜日が定休日ですが、10名以上の予約があれば対応可能です。年末年始は12月29日から1月4日まで休業となります。山代温泉の歴史と風土に育まれた旬の味覚を、洗練された空間と心温まるおもてなしで提供する割烹河口は、特別な日のお食事や会食、観光での利用にも最適な一軒です。