金沢市新神田に佇む「焼肉 飛天龍 新神田店」は、昭和53年(1978年)創業の歴史ある焼肉店です。40年以上にわたり、地元金沢の人々に愛され続けているこの店は、能登牛認定店として、上質な能登牛や能登豚、さらには他店ではなかなかお目にかかれない希少部位を味わえることで知られています。
アクセスは、JR金沢駅からタクシーで約10分とアクセスしやすい立地です。公共交通機関を利用する場合は、JR金沢駅東口の11番バス乗り場から「11・56系統」の路線バスに乗車し、「新神田」バス停で下車後、徒歩約3分で到着します。また、北陸鉄道石川線の新西金沢駅からは徒歩13分から16分程度でたどり着けます。車での来店にも配慮されており、店舗前に4台、店舗裏に約14台の駐車場が完備されています。金沢西インターからも車で約8分と、遠方からのアクセスも便利です。
「焼肉 飛天龍」のコンセプトは、初代店主が東京の焼肉店で料理長として培った腕を活かし、「金沢に焼肉文化を根付かせたい」という想いから開店したことに始まります。現在はその味と心意気を三兄弟が受け継ぎ、肉の選定から提供に至るまで、一切の妥協を許さない職人技が光ります。特に、肉の美味しさを最大限に引き出すための「手切り」には並々ならぬこだわりがあり、肉の筋や脂の入り具合を見極め、包丁を入れる角度や厚さ、隠し包丁の入れ方を部位ごとに調整しています。これにより、タレがよく絡み、口に入れた時に絶妙な柔らかさが楽しめる肉が提供されます。先代が奥能登出身であることから、石川県輪島市の門前米コシヒカリや奥能登の養鶏場から仕入れた卵など、厳選された地元食材を使用している点も特徴です。
メニューの中心は、もちろん能登牛です。能登牛カルビ、内もも、中落ちカルビ、サイコロステーキ、上カルビ、特上ウチモモ、上肩バラなど、多彩な部位が楽しめます。特に、能登牛の様々な部位を堪能できる「能登牛厳選4種盛り合わせ」は、2〜3人前で提供され、グループでの食事に最適です。能登豚バラや、和牛のタン塩、上ミノ、レバー、ホルモン類といった定番から稀少な部位まで幅広く揃っています。
サイドメニューも充実しており、自家製キムチ盛り合わせ、カクテキ、オイキムチといったキムチ類、チョレギサラダ、サンチュなども人気です。一品料理では、茄子漬け、トマトスライス、ナムル、チャンジャ、豚足、能登小木港産のイカ刺しやチヂミなど、焼肉と共に楽しめる様々な品が並びます。中でも、この店の名物として商標登録もされている「金沢冷麺」は、能登牛の骨や牛すじを地物野菜と共に10時間煮込んで旨味を凝縮した特製スープと、注文を受けてから手打ちする自家製麺が特徴の一杯です。自家製チャーシューや特製キムチとの相性も抜群で、焼肉の締めにもぴったりです。また、能登牛を使用した「BEKORIN BURGER」も提供されており、店内だけでなくキッチンカーでも販売されることがあります。
ランチタイムには、能登牛を贅沢に使ったお重をはじめ、冷麺やビビンバなど、焼肉店ならではのメニューが楽しめます。ランチの予算は2,000円程度、ディナーは5,000円程度の目安で、上質な焼肉を堪能できます。お酒はビール、日本酒、焼酎、ワイン、ウイスキーが揃い、自家製シロップを使った生レスカや梅レスカといったこだわりのドリンクも提供されています。テイクアウト可能な焼肉弁当も用意されており、自宅でも店の味を楽しめます。
店内の座席は、1階に掘りごたつ式の4人掛けテーブルが2席、通常のテーブルが2席、そして8人まで利用可能な個室が1室設けられています。2階には最大30名まで利用できる座敷席が6席と、半個室も用意されており、広々とした空間でゆったりと食事を楽しめます。総席数は約50席から60席と比較的多く、様々なシーンでの利用が可能です。
「焼肉 飛天龍」では、訪れる客への細やかな気遣いが感じられるサービスも魅力の一つです。食後のバニラアイスサービスは、この店が金沢の地に根付かせた文化の一つとも言われています。特に小さな子供連れの客に対しては、子供用の飲み物、椅子、毛布、お茶碗が言わなくても提供されるといった配慮が見られます。また、焼肉中の鉄板交換も定期的に行われ、常に快適な状態で食事を楽しめます。誕生日や記念日などのサプライズやお祝いにも対応しており、特別な日の食事にも適しています。店内では無料Wi-Fiが利用可能で、PayPayなどのQRコード決済にも対応しています。仕入れ状況に応じて提供される希少部位や、季節ごとに変わる自家製キムチ、期間限定メニューなども用意され、訪れるたびに新しい発見があるかもしれません。熟練した職人から肉の焼き方のアドバイスを受けられることもあります。