金沢市有松に位置していた「ステーキ宮 金沢有松店」は、長年にわたり地域のファミリー層やステーキ愛好家から親しまれていましたが、2024年1月31日をもって閉店いたしました。その歴史の中で、多くの方々に質の高いステーキとハンバーグを提供し、食卓を彩る存在として愛されていました。
かつての「ステーキ宮 金沢有松店」は、金沢駅から車で約20分の距離にあり、また北陸鉄道石川線の野町駅や西泉駅からも徒歩21分ほどの立地で、広い駐車場も完備されていたため、車でのアクセスが非常に便利でした。敷地内に41台分の駐車スペースが設けられていたことから、休日の家族連れやグループでの来店にも対応できる体制が整っていました。
この店舗は、株式会社アトムが展開する「ステーキ宮」ブランドの一翼を担い、「おいしい、たのしい」を合言葉に、安心安全なステーキと自家製ハンバーグを提供するステーキ専門レストランとして知られていました。創業当時から変わらない徹底した品質管理のもと、素材の味を最大限に引き出すための熟成工程や、注文ごとにステーキ肉を手作業で切り分けるというこだわりが、多くの顧客に支持される理由の一つでした。特に、肉料理の旨味を一層引き立てる「宮のタレ」は、その独特の味わいから多くのファンに愛され、来店客にとって外せない存在となっていました。
メニュー構成は多岐にわたり、ランチタイムには1,000円台から1,999円程度の価格帯で、ディナータイムには2,000円台から2,999円程度の価格帯で食事が提供されていました。かつてのメニューには、牛肉100%の「宮ハンバーグ」や、ジューシーな「宮ロースステーキ」、手軽に楽しめる「宮カットステーキ」などがあり、好みに合わせて選べる幅広い選択肢がありました。また、お子様ランチも500円程度で提供されており、家族での利用に配慮された価格設定が魅力でした。
「ステーキ宮 金沢有松店」の大きな特徴として、充実したセットメニューが挙げられます。かつてのフルセットには、メインの肉料理に加えて、パンまたはライス、スープバー、ドリンクバー、そしてミニサラダが含まれていました。特に好評だったのは、複数種類のスープが楽しめるスープバーと、4〜5種類のソースが並ぶソースバーでした。スープバーでは、コーンスープやオニオンスープ、カレースープ、中華スープ、時にはクラムチャウダーや椎茸と玉子の中華スープなど、日によって異なるバラエティ豊かなスープが用意され、来店客は何度でもおかわりして楽しむことができました。ソースバーでは、「宮のタレ」はもちろんのこと、グレービーソースなど様々なソースを自由に組み合わせて、自分好みの味を見つける喜びも提供されていました。さらに、プラス料金で追加できたガーリックライスはおかわり自由で、これもまた多くの来店客に人気のサイドメニューでした。
店内は総席数128席と広く、落ち着いた空間が広がっていました。おしゃれな雰囲気の中で食事を楽しめるよう、ソファー席も設けられており、ゆったりとくつろぎながら食事を味わうことができました。個室の用意はありませんでしたが、広々としたテーブル配置により、周囲を気にせず食事に集中できるような配慮がなされていました。夜10時以降は深夜料金として利用金額の10%が加算されるというルールもありました。
「ステーキ宮 金沢有松店」は、その手頃な価格設定と、肉料理の質の高さ、そして充実したバーコーナーによって、金沢市有松地域におけるファミリーレストランとしての地位を確立していました。閉店を惜しむ声も多く聞かれ、地域の人々の食生活において重要な役割を担っていたことがうかがえます。