石川県羽咋市千里浜町タ4-1に位置する「能登千里浜レストハウス」は、日本で唯一、車で砂浜を走行できる「千里浜なぎさドライブウェイ」の出入口に面した、能登観光の拠点となる施設です。のと里山海道千里浜インターチェンジから車でわずか3分の好立地にあり、JR七尾線羽咋駅からは車で約5分、徒歩でも約21分とアクセスも便利です。金沢駅からは車で約50分、和倉温泉や金沢森本インターチェンジからも約40分、輪島からは約70分で到着し、広大な専用無料駐車場が100台分完備されているため、自家用車や観光バスでの来訪にも適しています。
2021年2月にリニューアルオープンして以来、能登千里浜レストハウスは、単なる土産物店や飲食店に留まらない多機能な観光施設として生まれ変わりました。運営は能登牡蠣の養殖や能登野菜の生産を手掛ける株式会社能登風土が担っており、地元の新鮮な海の幸や特産品を存分に楽しめるのが大きな特徴です。施設内には、食事処、カフェ、土産物コーナー、コワーキングスペースなどが併設され、多様なニーズに応える複合施設として、個人旅行者から団体客、地元の人々まで幅広い層に親しまれています。
食事処の「浜焼き能登風土千里浜店」では、ガラス張りの開放的な空間から雄大な日本海のオーシャンビューを眺めながら、新鮮な魚介類の浜焼きを堪能できます。特に、自社で養殖している能登牡蠣は、その濃厚な旨味が自慢の一品で、旬の時期には焼き牡蠣やカキフライ、牡蠣釜めしがセットになった「能登かきコース」が提供され、その贅沢な内容から高い人気を集めています。他にも、様々な海の幸を楽しめる「浜焼き5点盛り」や、素朴な味わいが魅力の「貝飯単品」といったメニューがあり、ランチの平均予算は約1,500円程度で、充実した海鮮料理を味わうことができます。
施設内には、海を間近に感じるテラス席が魅力の「SSTR CAFE」も併設されています。SSTR CAFEは室内席28席、テラス席26席を設けており、全長40メートル、幅8メートルの広々としたデッキで、コーヒーや軽食を楽しみながら、目の前に広がる千里浜の絶景や、特に夕暮れ時には息をのむような美しい夕日を眺めることができます。カフェではSSTRのオフィシャルグッズも販売されており、バイクツーリングの休憩スポットとしても親しまれています。
また、現代の多様な働き方に対応するため、建物の2階部分には「コワーキングベース千里浜」が設けられています。ここでは、千里浜なぎさドライブウェイと日本海を一望できる絶好のロケーションで仕事や読書に集中できる環境が提供されており、無料Wi-Fiや電源も完備されています。個人での時間利用や月額利用、法人向けの年間利用など、様々なプランが用意され、企業の研修旅行などビジネスシーンでの活用も可能です。
その他、施設では千里浜名物の「いかだんご」をその場で焼き上げる屋台があり、温かいうちにお土産として持ち帰るだけでなく、出来立てを味わうことができます。このいかだんごは、創業当初から変わらぬ製法で手作りされており、一日に600本が作られるという人気の逸品です。また、レンタサイクルやキャンプ場といったアクティビティも提供されており、千里浜での滞在をよりアクティブに楽しむことができます。施設のエントランスには、能登の伝統文化である「能登キリコ祭り」で使用される「キリコ」が展示され、能登の豊かな文化に触れることもできます。支払い方法は、現金、各種クレジットカード、PayPayをはじめとするQRコード決済、電子マネー、交通系ICカードなど幅広く対応しており、利便性も高いです。年中無休で営業しているため、季節を問わずいつでも立ち寄ることができ、能登の魅力を五感で感じられる観光スポットとして、多くの訪問者を受け入れています。