石川県七尾市中島町塩津ム部106-3に位置する「浜焼き能登風土」は、のと鉄道七尾線笠師保駅から徒歩わずか1分の好立地にあります。JR北陸新幹線金沢駅からは車で約70分、能越自動車道徳田大津インターチェンジからは車で約6分と、多方面からのアクセスが可能です。店舗には大型バスも駐車可能な広々とした30台分の専用駐車場が完備されており、車での訪問にも便利な環境が整っています。
株式会社能登風土が運営するこの店舗は、自社の農場と牡蠣養殖場である三次水産を保有する強みを活かし、能登の豊かな自然が育んだ新鮮な食材を提供することをコンセプトとしています。2018年の開業以来、能登の里山里海の恵みを存分に味わえる場所として知られており、特に新鮮な能登牡蠣と能登野菜を浜焼きスタイルで提供することに力を入れています。能登の一次産業の持続可能性を追求し、若い世代が地域産業を支えるという強い想いのもと、運営されています。
提供されるメニューは、自社養殖の能登牡蠣を中心とした豊富な海鮮料理が特徴です。通常期には、冬季限定(10月から5月中旬頃)の「焼きかきコース」が人気を集め、前菜、殻付き牡蠣10個、かきフライ、かき釜飯(吸物・漬物付き)といった牡蠣尽くしの内容が楽しめます。夏季限定(6月から10月頃)の「浜焼きコース」では、能登の前菜に加え、旬のサザエ、ホタテ、エビなど5種類の海鮮盛り合わせ、朝獲れ魚フライ、のどぐろ釜飯(吸物・漬物付き)などが提供されます。これらのコースは概ね3,500円(税込)で利用できます。
また、単品メニューも充実しており、時価で提供される岩牡蠣(6月から9月中旬限定)をはじめ、殻付き牡蠣(冬季限定で10個1,500円)、サザエの壺焼き(350円)、ホタテの殻焼き(400円)、いか丸焼き(660円)、大えび(300円)などが揃います。食事としての定食メニューには、かきフライ定食、えびフライ定食、とんかつ定食(いずれも1,200円)があり、追加料金で釜めしに変更することも可能です。のどぐろ釜飯はセットで1,600円、単品で1,300円で提供されています。ドリンクはジンジャエール(200円)の他、ビール、日本酒、焼酎、ワイン、ウイスキー、カクテルなど幅広く用意されています。ランチの予算は1,000円台から2,000円台、ディナーは3,000円台が目安とされています。
店内は総席数46席で、テーブル席と座敷席が用意されています。テーブル席はバリアフリーにも対応しており、幅広い年代の利用者が快適に過ごせるよう配慮されています。個室は設けられていませんが、20名から50名までの貸切利用も可能で、団体での利用にも適しています。全席禁煙ですが、店舗の外には喫煙所が設けられています。
特別なサービスとして、自社養殖の牡蠣は直売や発送も行っており、自宅でも能登の味覚を堪能できます。牡蠣が苦手な方のために、牡蠣以外の定食メニューも用意されており、多様なニーズに応えています。また、オンラインでの予約も24時間受け付けている他、電話での問い合わせにより、オンラインが満席の場合でも対応可能な場合があるなど、きめ細やかなサービスが行き届いています。
なお、能登半島地震の影響または季節的な休業のため、この店舗は現在休業中であり、2025年10月の再オープンが予定されています。通常営業時には、能登の豊かな恵みを活かした新鮮な海鮮と野菜を、快適な環境で楽しめる場所として、多くの利用者に親しまれています。