石川県金沢市の片町に位置する「マッコリプリンス1号店」は、本場の韓国料理が堪能できる人気の店舗です。北陸鉄道石川線 野町駅からは徒歩およそ12分(約900m)とアクセスしやすい立地であり、犀川大橋からもほど近い場所にあります。2019年6月26日にオープンしたこの店は、かつて東京・錦糸町で多くの客を魅了した同名の人気店を、オーナーが自身の母親の故郷である金沢で「金沢編」として再出発させたものです。単なる一過性のブームに流されることなく、韓国の本格的な味を提供することに情熱を注いでいます。
店内は、温かみのある木目調で統一された落ち着いた空間が広がります。座席はカウンター席が7席、テーブル席が30席設けられており、2人掛け、4人掛け、6人掛けのテーブル席が用意されているため、カップルや少人数での利用から、友人同士や家族連れなどグループでの食事まで、様々なシチュエーションに対応可能です。焼肉店では男性客の比率が高いとされる中、韓国料理はその多様なメニューとヘルシーなイメージから女性客にも根強い人気があり、マッコリプリンス1号店も韓国料理を愛する女性客が多く訪れる傾向にあります。また、店内では紙巻きタバコの喫煙が席で可能となっており、喫煙者の方もリラックスして食事の時間を過ごすことができます。
この店の看板メニューの一つが、肉に丁寧に味をもみ込んでから焼き上げる「仕事焼肉」です。特に注目すべきは、群馬県産の氷室豚を熟成させた「サムギョプサル」で、豊かな旨味と甘みが特徴です。三枚豚バラは1,580円、肩ロースは1,780円で提供されており、いずれも2人前から注文できます。ジューシーに焼き上がった肉を、豚の脂を吸った香ばしいニンニクや自家製のキムチ、ナムル、そしてピリ辛のコチュジャンと一緒にサンチュで包んで頬張る食べ方は、まさに本場の味と香りを存分に楽しめる逸品です。さらに、健康志向の方々には、お店が独自に考案した「牛タンギョプサル」が1,480円で提供されており、こちらも2人前から注文可能です。同じ店内に併設されている「七輪焼肉 加羅」のメニューも同時に注文できるため、サムギョプサルと七輪焼肉を一度に楽しめる豪華な組み合わせも実現します。七輪焼肉では、炭火で焼く上質な肉を堪能でき、ネギダレがたっぷりの「ネギタン塩」(1,880円)や、特製の牛骨出汁を卵に絡めて味わう「すきしゃぶロース」(1,280円)、上ハラミ塩(1,180円)なども人気を集めています。
ドリンクメニューの中でも、店名にも冠されている「マッコリ」は特筆すべきラインナップです。「生マッコリ」はもちろんのこと、梨、桃、黒豆、マスカット、バナナ、おこげ、野いちごといった珍しいフレーバーのマッコリが10種類以上も揃い、グラス1杯400円から楽しむことができます。豊富な種類の中から、お好みのマッコリを見つけて、本格韓国料理とのペアリングを試すのもおすすめです。一品料理も充実しており、「トラジ(山ゴボウ)漬け」は480円、韓国風海苔巻きの「キンパ」は1,408円(税込)、とろとろチーズがたまらない「チーズチヂミ」は1,280円、そして「活魚ムルマンドゥ(水餃子)」は6個で980円など、多様な選択肢が用意されています。特にチーズチヂミは、その濃厚な味わいが利用者から高い評価を得ており、ユッケヂャンスープも5辛でありながら具材たっぷりで美味しいと評判です。
ディナーの平均客単価は4,000円程度とされており、主要なクレジットカード(VISA、Mastercard、Amex、Diners、JCB)での支払いが可能です。営業時間は、月曜日から土曜日までが18:00から翌3:00まで(ラストオーダーは2:00)、日曜日と祝日は17:00から24:00まで(ラストオーダーは23:00)です。定休日は毎月第1月曜日と第3月曜日、そして毎週日曜日ですが、日曜日が祝前日にあたる場合は営業する柔軟な対応も見られます。年末年始の営業については、来店前に店舗への確認が推奨されます。マッコリプリンス1号店は、今後も利用者の声やトレンドを見据えながら、メニュー内容を随時更新していく予定とされており、常に新しい韓国の味を提供しようとする姿勢がうかがえます。