石川県金沢市片町1-8-21に位置する「Bistro 紙屋市べゑ(かみやいちべえ)」は、金沢の歴史と文化が息づく築100年を超える趣深い金澤町家を改装した、和の情緒とビストロの洗練が融合した店舗です。かつて紙問屋であったという歴史ある建物は、訪れる人々に金沢の原風景を感じさせ、風情漂う大人の隠れ家のような空間を提供しています。
アクセスは、JR金沢駅からバスで約12分、北陸鉄道バス片町停留所からは徒歩約3分という便利な立地です。犀川大橋手前のデイリーヤマザキを左折し、約60メートル先右手にある「松本紙店」の看板が目印となるため、初めての方でも比較的容易にたどり着くことができます。周辺にはコインパーキングが点在しており、車でのアクセスも安心です。犀川のほとり、犀星のみち沿いに静かに佇むその姿は、観光客はもちろん地元の人々にも愛される魅力の一つとなっています。
店内は3階建てとなっており、各フロアで異なる趣と空間が演出されています。1階には活気あるカウンター席、2階には落ち着いた雰囲気のバーカウンター席や、季節や天候によっては犀川を眺めることができる月見台(オープンテラス席)が設けられています。3階には屋根裏を活かした座敷スペースがあり、団体利用に最適な最大30名まで対応可能なフロア貸切も可能です。また、2名から利用できる座敷個室や、最大16名まで収容できる完全個室のテーブル席「兼六の間」も完備されており、デートや会食、会社の宴会、接待、さらには特別な記念日など、幅広いシーンでの利用が可能です。間接照明の柔らかな光が灯る空間は、温もりに満ち、心ゆくまでくつろぎの時間を過ごすことができるでしょう。
「Bistro 紙屋市べゑ」の料理は、金沢の旬の食材と和の技法、そしてビストロの要素が融合した創作料理が特徴です。看板メニューの一つは、毎日お店で手作りされる「自家製豆腐」。なめらかな口当たりと大豆本来の旨みが凝縮された豆腐は、「特製豆富の冷奴」(550円)や、外はカリッと、中はふんわりとろける食感が人気の「名物 厚揚げ豆富」(550円~600円)、女性に好評の「2代目 金沢チーズ豆富」(660円)など、様々な形で楽しめます。特に厚揚げ豆富は、その美味しさから一番人気の逸品として知られています。
また、近江町市場から毎日仕入れる新鮮な海の幸も「Bistro 紙屋市べゑ」の大きな魅力です。金沢の代名詞ともいえる「のど黒の炭焼き」(2,530円)は、白身の王様と称されるその身を炭火でじっくりと焼き上げ、ふっくらとした食感と上品な脂の旨みを堪能できます。そのほか、旬の魚を贅沢に盛り合わせた「お刺身盛り合わせ」は、3点盛りから7点盛りまで選択可能で、日本海の恵みを存分に味わうことができます。加賀野菜取扱店でもあるため、季節ごとの新鮮な加賀野菜をふんだんに使った創作料理も楽しめます。「季節野菜のキッシュ・ローレヌ風」(660円)や「豆富と旬野菜のアヒージョ」(770円)など、ビストロらしさを感じるメニューも揃っています。
宴会や特別な集まりには、予算に応じたコース料理が用意されています。例えば、「豪華版『北陸の旨いもの宴会』120分飲み放題付き全8品コース」(7,000円・税込)では、新鮮な刺身盛り合わせやのど黒の塩焼き、自家製豆腐料理など、金沢の味覚を網羅した内容が提供されます。飲み放題メニューには、福光屋の福正宗をはじめとする石川・富山産の地酒が10種類以上揃えられており、金沢の美食と共に豊富な地酒を堪能できます。ビールは「神泡認定店」として、徹底した品質管理のもと提供されるサントリーモルツ生を味わうことができます。
細やかなサービスもこの店の魅力の一つです。お通しは数種類の小鉢の中から好みのものを選べるスタイルで、訪れる客への配慮が感じられます。また、ホットペッパーグルメやぐるなびではお得なクーポンが提供されており、ネット予約を利用すると楽天ポイントやdポイント、Pontaポイントなどの各種ポイントが貯まるサービスも利用できます。早めの時間帯に宴会を開始すると適用される早割サービスなどもあり、賢く利用することでよりお得に楽しむことができます。築100年を超える金澤町家で、金沢の旬の味覚と趣ある空間を心ゆくまで堪能できる「Bistro 紙屋市べゑ」は、地元の人々はもちろん、金沢を訪れる多くの人々にとって魅力的な選択肢となるでしょう。