東京都府中市本町1-10-1に位置していた「九州酒場ウオカツ」は、かつて九州各地の「うまかもん」を楽しめる居酒屋として多くの人々に親しまれていましたが、2024年1月31日をもって閉店いたしました。その電話番号は050-5834-8667でした。
JR南武線および武蔵野線の府中本町駅からは徒歩およそ2分から3分という近さにあり、改札を出てすぐ右折し、大國魂神社入口の信号を左折、府中街道沿いの一つ目の信号の角、ファミリーマートの向かいという分かりやすい立地でした。また、京王線の府中駅からも徒歩約7分、京王競馬場前駅からは徒歩約10分圏内に位置しており、多方面からのアクセスが可能でした。店舗はフレール府中1階にありました。
「九州酒場ウオカツ」は、2022年8月5日にオープンした、九州料理を専門とする居酒屋でした。株式会社REEDが運営する「しげぞうグループ」の一員として、鹿児島県阿久根市から直送される新鮮な地魚にこだわり、刺身や焼き物など、魚介の旨味を存分に味わえる料理が提供されていました。チキン南蛮、馬刺し、辛子レンコン、もつ鍋といった九州を代表する名物料理も豊富に揃えられており、九州の豊かな食文化を堪能できる場所として知られていました。店内は、落ち着いた雰囲気ながらも開放感があり、おしゃれな空間が広がっていました。広々とした席配置で、カウンター席も設けられており、一人でも気軽に立ち寄れる雰囲気があったほか、家族連れや大人数での宴会にも利用されていました。
メニューは、魚料理を中心とした逸品の数々に加え、日本酒、焼酎、ワインといったドリンクも幅広く取り揃えられていました。食事の平均予算は、ディナータイムで3,000円から4,000円程度とされており、充実した内容にもかかわらずリーズナブルに楽しめる点が魅力でした。アジフライや鹿児島鶏モモのタタキなども人気を集め、特に鹿児島産のキビナゴは甑島から直送されるなど、鮮度へのこだわりが見られました。一部の口コミでは、お酒の肴として「薄塩ポテトフライに甘い鹿児島のカネトク醤油をつけて」といった、独自の楽しみ方も紹介されていました。
店内には合計30席が設けられており、最大で20名までの着席予約が可能でした。個室は常設されていませんでしたが、予算10万円以上という条件で貸切利用が相談可能であり、大人数での特別な集まりにも対応していました。広々とした空間設計とカウンター席の存在により、多様なシーンでの利用が期待されていました。
店舗では、一時的に「サツマルシェ おいもわいも」という焼き芋の屋台が店頭で営業していたこともありました。これは、埼玉県川越市のブランド芋「富の川越芋」を、桜島の溶岩プレートでじっくりと焼き上げた、温度と湿度を管理した部屋で2ヶ月熟成させた甘みの強い焼き芋を提供するというユニークな試みでした。