銀座の東急プラザ銀座地下2階に位置する「バオガー 銀座店」は、台湾のストリートフードである「バオガー」を専門に提供するお店です。バオガーとは、中華まんの生地である割包(グァバオ)に様々な具材を挟んだ、いわば台湾風の進化系バーガーを指します。銀座駅からは163mほどの距離にあり、銀座駅、新橋駅、東銀座駅、日比谷駅、有楽町駅の各方面からアクセスが可能です。特に銀座駅からは徒歩1分、C2出口直結、C4出口より徒歩約2分、日比谷駅A1出口より徒歩約4分、JR有楽町駅銀座口より徒歩約6分と、駅からの利便性が高い場所にあります。2022年4月22日にオープンし、以前は神楽坂でデリバリー・テイクアウト専門店として人気を博していましたが、銀座への移転を機にイートインスペースも完備されました。
店内は、小さめのブースながらもカウンター席や2人掛けのテーブル席が数卓用意されており、気軽に立ち寄って食事が楽しめる雰囲気です。一部の座席にはコンセントやWi-Fiも完備されており、スマートフォンのモバイルオーダーシステムを採用しているため、自身のスマートフォンからQRコードを読み込むことで簡単にメニューを閲覧し注文が可能です。支払いはスマートフォンからのクレジットカード決済のほか、店舗レジでの各種キャッシュレス決済にも対応しています。
メニューの中心となるバオガーは全部で14種類と豊富で、伝統的な味わいから日本風にアレンジされたもの、さらにはデザート系まで幅広く取り揃えられています。中でも定番として人気なのは「コンロー・バオガー」で、じっくりと煮込まれた豚バラ肉にピーナッツパウダーと高菜、そしてパクチーが合わさった一品です。使用される豚バラ肉は皮、赤身、脂が交互に重なる五枚肉で、本場台湾産の金蘭醤油や紅標米酒で丁寧に味付けされています。また、日本人向けに八角はあえて使用せず、どこか安心感のある甘じょっぱい味わいが特徴です。ふわふわもちもちとした食感の割包生地との相性も抜群です。
その他には、魚介を使用した台湾のBBQソースを牛肉と穂先メンマに絡めたピリ辛でエスニックな「沙茶(サーチャー)牛肉・バオガー」や、外はパリッと中はジューシーな台湾の鶏のから揚げ“ジーパイ”をサンドした「ジーパイ・バオガー」などが提供されています。日本的な味わいを好む方には、中濃ソースを効かせた野菜コロッケを挟んだ「コロッケ・バオガー」も人気を集めています。さらに、厚めにカットした牛タンを低温調理し、遠赤外線の炎で炙り、アルゼンチン発祥の“チミチュリソース”とベビーリーフを添えた「厚切牛タンバオガー」といった独創的なメニューも展開されています。
バオガー以外にも、サイドメニューや丼もの、そして「揚げバオあんバター」や「揚げバオマシュマロ」といったデザートバオも充実しています。ドリンクでは、台湾の濃厚なタピオカミルクティーが特筆され、黒糖の濃厚な甘さが特徴で、多くのファンに「春水堂よりも美味しい」と評されるほどの人気です。価格は650円(税込)で、テイクアウトも可能です。バオガーと相性の良いクラフトビールや台湾ビール、グラスワインなども用意されており、食事の選択肢が広がります。
店舗は、台湾の食文化を日本に伝える拠点として、虎のアイコンが目印の可愛らしいサンプルや、インスタグラム映えするビジュアルも意識したメニュー作りがされています。デリバリーサービスも行っており、自宅やオフィスでも本格的な台湾バーガーを楽しむことができます。比較的外国人利用客も多く、様々な客層に親しまれているお店です。