JR総武線亀戸駅から徒歩約8分、東京都江東区亀戸2-8-14に位置する「鳥長 亀戸」は、創業約70年の歴史を誇る老舗の日本料理店です。亀戸駅から約555mの距離にあり、都営バス「亀戸四丁目」停留所からは徒歩1分と、電車とバスのどちらでもアクセスしやすい立地が魅力です。亀戸天神にほど近い蔵前橋通り沿いに佇み、亀戸天神通り商店街の入口付近に掲げられた立派な額彫りの招木が、その歴史の深さを感じさせ、訪れる人々を温かく迎え入れます。参拝やお祓いの帰りに立ち寄る利用客も多く、地域に根差した存在として親しまれています。
長年にわたり地元亀戸で愛され続けてきた「鳥長 亀戸」は、焼鳥、うなぎ料理、そして江戸前伝統の柳川(どじょう)や旬の魚介をメインに据え、幅広い世代の客層を魅了する多彩な和食を提供しています。家族経営ならではのアットホームな雰囲気と、きめ細やかな温かいもてなしが心地よい空間を演出し、初めて訪れる方でも気兼ねなくくつろぐことができます。豊洲市場から仕入れる鮮魚や国産の活鰻を丁寧に捌き、串打ち、焼きの全工程を熟練の職人技で仕上げるなど、素材と手仕事へのこだわりが随所に光ります。
料理の中でも、「鳥長 亀戸」の代名詞ともいえるのが、創業以来継ぎ足されてきた秘伝のタレで丁寧に焼き上げる焼鳥と、熟練の技でふっくらと焼き上げたうなぎ料理です。焼鳥は「焼き鳥/つくね焼/皮焼/砂肝焼/レバー焼」が各3本510円、「焼鳥盛合せ(6本)」は960円で提供され、ジューシーな味わいが評判です。うなぎ料理では、「うな重 松(肝吸付)」が3900円、「うな重 竹(肝吸付)」が3500円、「うな重 特上(肝吸付)」が4700円で堪能できます。特に「うな茶御膳(肝吸付)」は4300円で、一杯目はうなぎ丼、二杯目は薬味、三杯目はお茶漬け風にと、三通りの味を楽しめる人気のメニューです。その他にも、新鮮な刺身三点盛(1050円)、天ぷら盛合せ(950円)、鳥柳川(950円)など、一品料理も充実しています。ランチタイムには日替わり定食など手頃な価格のメニューも用意されており、昼夜問わず様々なシーンで本格和食を味わえます。夕方以降にアルコールを注文した際には、お通し代として250円(税込)が発生します。
宴会や人生の節目を祝う会食、法事などにも最適なコース料理も充実しており、予算や好みに合わせて4種類のコースが用意されています。例えば、全9品で構成される5,800円コースや、うな重が付いた全9品の8,300円コースなどがあり、店の自慢料理が巧みに組み込まれています。
店内は総席数155席と広々としており、3つのフロアで異なる雰囲気を提供しています。1階はテーブル席と小上がりが配され、一人での利用から少人数の食事まで、気軽に立ち寄れる居酒屋のような雰囲気です。2階には落ち着いた個室のテーブル席があり、6名様以上からの利用が可能で、最大20名程度までの会食に対応しています。家族での食事や親しい仲間との集まりなど、プライベートな空間でゆったりと過ごしたい場合に最適です。そして3階には、最大60名まで収容可能な広々とした座敷席があり、33畳の大広間では最大80名までの宴会も可能です。忘年会や新年会、歓送迎会といった会社の大型宴会はもちろん、お食い初め、七五三、成人式、両家顔合わせ、還暦など人生の節目の祝い事、仏事法要など、幅広い用途で活用できる地域のシンボル的な存在となっています。
ドリンクメニューも豊富で、料理との相性を考え厳選された日本酒や焼酎が充実しています。特に焼酎は芋と麦がそれぞれ10種類前後揃っており、グラスだけでなく、お得な四合瓶での提供も行われています。四合瓶で注文し、飲みきれなかった分は持ち帰ることもできるため、様々な銘柄をゆっくりと楽しむことが可能です。店内は全席禁煙で、落ち着いた環境で食事ができます。また、バリアフリー対応で車椅子での入店も可能であり、乳児や未就学児、小学生も入店可能なため、お子様連れの家族でも安心して利用できる配慮が行き届いています。訪れた客からは、子供連れの場合に「うまい棒」をもらえることがあるという細やかなサービスも好評を得ています。
「鳥長 亀戸」は、伝統の味を守りながらも、多様な利用シーンに対応できる空間とサービスを提供し、地域の人々に長く愛され続ける一軒です。