四谷三丁目駅から徒歩約3分の距離に位置する「マッコリバー」は、東京都新宿区舟町に佇む隠れ家的な韓国料理店です。都営新宿線曙橋駅からも徒歩4分とアクセスしやすく、四ツ谷エリアで本場の韓国料理と多彩なマッコリを求める人々に親しまれています。食通が通うことで知られる荒木町・杉大門通りに面しており、その味には定評があります。
店内は、元グラフィックデザイナーである店主が手掛けたアンティーク調のインテリアが随所に配され、洗練された大人の雰囲気を醸し出しています。入り口の白い自転車も店のコンセプト「夢に向かって真っすぐ走る」を象徴するユニークなアクセントとなっています。席数は全57席で、1階にはカウンター席、2階にはテーブル席が25席、そして3階には韓室と呼ばれる韓国式の座席が16席設けられています。個室も完備されているため、プライベートな食事や少人数での貸切利用も可能で、様々なシーンに対応できます。また、店内にはカラオケ設備も備えられており、宴会やパーティーを盛り上げる特別なサービスが提供されています。
「マッコリバー」の最大の魅力は、その名の通り、30種類以上もの豊富なマッコリのラインナップです。「パパ・マッコリ」やアルコール度数が少し高めの「ママ・マッコリ」といったユニークな名称のマッコリに加え、ノンアルコールの「コ・マッコリ」、季節のフルーツを使用した「生季節のマッコリ」(いちご、みかん、りんご、スイカなど)など、多種多様なマッコリが楽しめます。また、五味子や高麗人参、枸子(クコの実)といった韓方の要素を取り入れたマッコリも用意されており、健康志向の方にも新たな発見があるでしょう。マッコリの料金はグラスで500円台から、ピッチャーでは2,000円台から提供されており、様々な量を気軽に試せるのが魅力です。
料理メニューも充実しており、マッコリと共に韓国料理の奥深さを堪能できます。特に、10種類以上あるチヂミは、「春雨チヂミ」や「海鮮チヂミ」、「とうがらしチヂミ」、そして「もちチヂミ」や「プルコギチヂミ」など、バリエーション豊かで、パリパリとした食感が特徴です。他にも、看板メニューとして人気の「スンドゥブチゲ」(968円)は、あさりの風味が効いており、海鮮やチーズ、餃子、納豆などのトッピングで自分好みにアレンジが可能です。「サムゲタン」(1,280円)は、薬膳料理として心身を温める一品です。熊本から直送される鮮度抜群の馬刺しは、赤身、霜降り、さくらユッケ、たたきなど種類豊富に取り揃えられており、他ではなかなか味わえない逸品です。また、「サムギョプサルセット」(2人前1,980円)や「豚カルビセット」(2人前2,300円)といった定番の焼肉メニューも楽しめます。その他、韓国のりや冷奴などのスピード料理、様々なキムチやナムルの盛り合わせ、豆腐キムチやチャプチェなどの炒め物、さらにはケジャンやボッサム、フライドチキンといった一品料理も充実しており、平均予算はディナーで4,000円程度と、本格的な韓国料理を手頃な価格で楽しめるのが魅力です。
「マッコリバー」は、月曜日から土曜日は翌朝5時まで、祝日も深夜まで営業しており、終電を気にせずゆっくりと過ごせる点も大きな特徴です。オーナーが気さくに接してくれることも多く、利用客のブログなどでは、サービスでキムチが提供されるといった温かいおもてなしの様子も伝えられています。単なる飲食店に留まらず、マッコリ作りや韓国料理の教室も開催されており、食文化の体験の場としても利用されています。四谷の夜に、本場の韓国の味と文化に触れることができる「マッコリバー」は、友人との食事から少人数での宴会、またはじっくりと一人で楽しむバー利用まで、幅広いニーズに応える一軒です。