JR山手線の大塚駅南口から歩いて約2分の場所に位置する「エモ大衆居酒屋 大塚だんす」は、どこか懐かしさを感じさせつつも新しさを取り入れた“エモい”雰囲気が魅力の居酒屋です。大塚サウスコートの1階にあり、都電荒川線の大塚駅前駅からも徒歩2分と、主要駅からほど近い好立地にあります。店内には、有名な漫画やアニメグッズ、野球グッズなどが飾られ、アニメカルチャーの要素が散りばめられたユニークな空間が広がっています。従来の居酒屋のイメージを覆し、若手の自由な発想が反映された内装や料理は、訪れる人々を新鮮な感覚で楽しませています。
このお店の最大の特長は、独創的な「変わり種おでん」と、そのおでん出汁を活かして炊き上げる「釜飯」です。おでんは、大根や玉子といった定番の具材はもちろんのこと、フォアグラ大根、丸ごとトマト、出汁風呂卵焼き、牡蠣のおでん、カマンベールチーズ、エビ水餃子といった、趣向を凝らした創作おでんが多数提供されています。特に「牡蠣のおでん」には、その時期に最も旬を迎えるブランド牡蠣が直送で仕入れられ、素材へのこだわりが感じられます。おでんの出汁が凝縮された釜飯は、日によって異なるおでんの具材の風味が加わることで、訪れるたびに新しい味わいに出会えるのが魅力です。海鮮を贅沢に盛り付けた「海鮮の豪華のせ飯」、和牛と牛蒡の旨味が溶け込んだ「山の恵み飯」、そして鰻を存分に楽しめる「滋養強壮飯・壱ノ型」など、バラエティ豊かな釜飯が揃っています。その他、鮮度抜群の刺身盛り合わせも提供されており、本鮪、水タコ、サーモン、真鯛、雲丹、生ホタテといった海の幸を堪能できます。さらに、日替わりで約10種類の創作料理が用意されているため、いつ訪れても旬の味覚や新しい発見が期待できます。一品料理では、厚切り雲仙ハムカツやずわい蟹のクリームコロッケ、カツオのレアカツなど、丁寧な仕事が光る品々も人気です。
ドリンクメニューも豊富に揃っており、料理との相性を考え抜かれたラインナップが用意されています。季節ごとに厳選される日本酒は、その時々の旬の味わいを楽しむことができ、料理やその日の気分に合わせて選べるよう、味わいの特徴を示したマトリックス表が用意されています。北海道産の果実を使用した果実酒は、ワインと合わせてサングリアにしたり、ミルクで割ってカクテル風にしたりと、様々な飲み方が提案されています。おでんの出汁と割って楽しむ「出汁割り」は、卓上に用意された七味を加えて味の変化を楽しむのもおすすめです。また、瓶で提供されるバイスサワーやバリヤースサワーは、どこか懐かしいレトロな雰囲気と「エモさ」を演出します。お店で丁寧に漬け込んだ自家製レモンサワーも、爽やかな風味で多くの人々に親しまれています。
店内の座席数は全29席で、カウンター席が7席、4名掛けのテーブル席が4卓、そして6名まで利用可能な小上がりの畳席が1席用意されています。一人でふらりと立ち寄りたい時にはカウンター席で、友人や家族との食事にはテーブル席や小上がり席で、それぞれの過ごし方に合わせた座席を選ぶことができます。客層は20代から30代が中心ですが、幅広い年代の人が訪れており、口コミや紹介でリピーターも多く訪れる、地域に根ざした人気店です。お客様との距離が近いアットホームな雰囲気も、多くの人に愛される理由の一つです。ディナーの平均予算は3000円から4000円程度とされており、日常使いにも適した価格帯で、こだわりの料理とお酒を楽しむことができます。かつてはランチ営業も行っており、ロースカツみぞれ煮定食などの定食メニューが提供されていた時期もあります。
「エモ大衆居酒屋 大塚だんす」は、2022年5月に開業して以来、地域の人々に愛され続けています。2024年11月には、本店からわずか徒歩10秒の場所に姉妹店「スタンドだんす」がオープンし、両店舗の料理を相互に楽しめるようなユニークなシステムが導入され、さらなる進化を遂げています。店内は全席で喫煙が可能であり、喫煙者の方々も気兼ねなく食事や会話を楽しめる環境が整っています。