東京都世田谷区三軒茶屋に位置する「燻製201号室」は、東急田園都市線および東急世田谷線の三軒茶屋駅から徒歩3分から5分というアクセスしやすい場所にありながら、看板が小さく隠れ家のような佇まいが特徴のダイニングバーです。初めて訪れる際には、ビルの入口にある小さな店名表示に注意が必要です。店内は2階と3階に分かれており、2階はカウンター席が中心のバーのようなしっとりとした雰囲気、3階はテーブル席が設けられ、より開放的な空間となっています。打ちっぱなしのコンクリートにこだわりのインテリア家具が配され、ジャズが流れるシックでお洒落な空間は、デートや女子会、接待など、様々なシーンでの利用に適しています。特に2階のカウンター席は、本革を使用したゆったりとした椅子が備えられ、大人の隠れ家として落ち着いた時間を過ごすことができます。
「燻製201号室」の最大の魅力は、その名の通り「燻製料理」への徹底したこだわりです。提供される料理はすべて自家製で、職人が4時間から16時間もの時間をかけて丁寧に燻製しています。素材の旨味を最大限に引き出すため、手間暇を惜しまず作り上げられた燻製料理は、口に入れた瞬間に豊かな燻製の香りが広がり、他では味わえない特別な体験を提供します。
メニューには、お店のおすすめである「ウッドプランクで作るワイルドスペアリブ」や、16時間かけて燻製し、表面をカリッと中はしっとりトロッと焼き上げた「燻製焼きチーズ」などが並びます。特に「燻製焼きチーズ」は、サブレのような食感が楽しめると評判です。また、「黒毛和牛モモ肉の瞬間燻製」も人気の一品で、燻製溶き卵、燻製わさび、燻製醤油、燻製お塩、燻製味噌といった様々な燻製調味料と共に提供され、好みの味で楽しむことができます。さらに、この料理で余った燻製卵を使って「燻製卵かけご飯」を作ってもらえるというユニークなサービスもあります。他にも、「燻製明太クリームパスタ」や「燻製ポテトサラダ」、「燻製ホタテと燻製タラコ」、「燻製サーモン」など、幅広い燻製料理が用意されています。
ドリンクメニューも燻製に特化しており、「燻製ハイボール」や「燻製バイスサワー」、「燻製リンゴリア」、「燻製サングリア」、さらにはドイツの燻製ビール「シュレンケルラ」など、珍しい燻製ドリンクが豊富に揃っています。食事とともに、燻製の新たな味わいを堪能できるでしょう。
座席は、2階に14席のカウンター席、3階に最大32席のテーブル席が配置され、合計46席を設けています。9名から13名まで利用できる個室も完備しており、グループでの利用やプライベートな時間を過ごしたい場合にも対応可能です。また、団体向けの貸切空間も用意されています。
平均予算は、ディナーで4000円から5000円程度とされており、提供される自家製燻製料理の質と空間の雰囲気を考慮すると、リーズナブルであるという声も聞かれます。お通し代とサービス料として550円(税込)が別途必要です。年中無休で営業していますが、年末年始は定休日となる場合があります。クレジットカードやPayPayなどのQRコード決済にも対応しています。