東京都渋谷区神宮前5-6-5に位置していた「THE SHAKE & CHIPS TOKYO」は、かつて表参道エリアで独自のコンセプトを展開し、多くの人々に親しまれた飲食店でした。表参道駅A1出口からは徒歩約3分、明治神宮前駅出口4からは徒歩約6分、JR山手線原宿駅からは徒歩約10分の距離にあり、アクセスしやすい立地でした。この場所は、洗練された表参道のメインストリートから一本裏手に入った、隠れ家のような静かな空間として知られていました。
「THE SHAKE & CHIPS TOKYO」は、高級クレープ専門店「PARLA(パーラ)」がプロデュースを手掛けており、「アルコール入り“大人シェイク”とポテトチップスをディップする」という新感覚のスタイルを提案していました。店内は70年代のイギリスのパブを彷彿とさせるシックでモダンな雰囲気が特徴で、「世界一のフィッシュ&チップスとミルクシェイクでイギリス旅行 in 表参道」をコンセプトに掲げていました。甘さ控えめのオリジナルシェイクに、ほんのりアルコールが香る大人の味わいが加わり、カリカリに揚げられた厚切りポテトチップスの塩味と絶妙な甘じょっぱいハーモニーを生み出していました。このユニークな組み合わせは、訪れる人々を魅了し、一度食べたらやみつきになる美味しさとして評判でした。
メニューの中心は、もちろん「シェイクとチップス」のセットでした。シェイクには、レモンを用いたリモンチェッロを少量加えたレモンミルクシェイクなどが提供され、アルコールが苦手な方のためにノンアルコールのシェイクも選ぶことができました。また、店名にもある「フィッシュ&チップス」は「世界一」を自負するほどこだわりの逸品として提供されており、白身魚のフライとフライドポテトの組み合わせが人気を博していました。自家製タルタルソースやビネガーとともに楽しむことができ、ランチタイムにはソフトドリンク付きのセットも用意されていました。他にも、チキンフリットや特製のバーガーメニューなども提供され、多彩なブリティッシュフードを楽しむことができました。価格帯としては、ランチ・ディナーともに概ね1,000円から2,000円程度の予算で利用できることが多く、気軽に立ち寄れるカフェバーとしても機能していました。
座席数は合計20席で、ゆったりと過ごせるソファ席が6席、テーブル席が6席、その他にスタンディングスペースも設けられていました。また、一人でも気軽に利用できるカウンター席も完備されていました。店内は全席禁煙で、落ち着いた環境で食事や会話を楽しむことができました。個室の用意はありませんでしたが、アットホームで居心地の良い空間が提供されていました。
特別なサービスとして、他では味わえないアルコール入りの「大人シェイク」を提供していた点が挙げられます。また、不定期でライブイベントが開催されることもあり、音楽と共に特別な時間を過ごせる場所でもありました。テイクアウトやUber Eatsなどのデリバリーサービスにも対応しており、自宅やオフィスでもその味を楽しむことができました。仕事帰りにふらっと立ち寄って一杯楽しんだり、友人とのカフェタイムやランチ、デートなど、様々なシーンで利用されるお店でした。
しかしながら、この「THE SHAKE & CHIPS TOKYO」は、2023年8月17日をもってJR東京駅グランスタ八重北地下1階の黒塀横丁に移転し、「英國酒場 Shake & Chips」としてリニューアルオープンしています。これにより、東京都渋谷区神宮前5-6-5の場所での「THE SHAKE & CHIPS TOKYO」としての営業は終了しています。現在の同社は、東京駅の「英國酒場 Shake & Chips」にて、より充実したフードとアルコールメニューを提供する本格的なガストロパブとして、イギリスの食文化と音楽を発信し続けています。