東京都中央区築地四丁目、築地場外市場の東通りに店を構える「北海番屋」は、都営地下鉄大江戸線「築地市場」駅A1出口から徒歩5分、東京メトロ日比谷線「築地」駅1番出口から徒歩5分、さらに東京メトロ日比谷線および都営浅草線「東銀座」駅6番出口からも徒歩5分圏内と、多様な路線からのアクセスがしやすい場所にあります。専用の駐車場はありませんが、近くの区営築地川第一駐車場の利用が便利です。
この「北海番屋」は、1924年創業の豊洲・築地の仲卸「魚がし北田」が直営する海鮮レストランとして、2009年11月に開業しました。「魚のプロが目利きした本物の味を、もっと気軽に楽しんでもらいたい」という思いが込められており、店名にある「番屋」は、漁師たちが漁の準備のために集い宿泊する家屋に由来し、漁業に携わる人々への敬意と感謝、そしてお客様との繋がりを大切にする店の理念を表しています。店内は船をイメージした活気ある雰囲気の中に、大漁旗が飾られ、落ち着いて食事ができる空間が広がっています。
「北海番屋」では、北海道の海産物を中心に、その時期に最も旬を迎える厳選された魚介類を堪能できます。特に人気を集めているのは、各テーブルに設置された網焼き台で、新鮮な魚介を自分好みに焼き上げて楽しめる「セルフ海鮮網焼き」と、彩り豊かな「海鮮丼」です。網焼きの食材は、店頭のショーケースに並べられたホタテ、カキ、ホッキ貝、タラバガニ、鮭、干物などの中から自由に選ぶことができ、焼きたての香ばしい風味を存分に味わえます。
海鮮丼のメニューも豊富で、魚のプロが吟味した最高の素材が惜しみなく盛り付けられています。特に、「うに・トロ・赤身丼」は6,000円、「北海丼」(ウニ、イクラ、カニ、ボタン海老を贅沢に盛り付けた女性人気の高い一品)は4,500円で提供されています。他にも、濃厚なウニを存分に楽しめる「うに丼」は9,000円、「いくら丼」は3,300円、「サーモン・いくら丼」は3,500円、「五色丼」(ウニ、いくら、かに、サーモン、マグロ赤身の五種の味)は4,200円、「トロ赤身サーモン丼」は3,800円など、様々な組み合わせの丼が用意されており、いずれの海鮮丼にも温かいお味噌汁が添えられています。また、天然マグロの赤身刺しや各種刺身盛り合わせといったアラカルトメニュー、さらには市場内の「魚がし厨房」で手作りされた和惣菜も楽しむことができます。料理に合うドリンクも充実しており、日本酒(獺祭や菊姫など)、焼酎、ワイン、カクテル、ビールなどが取り揃えられています。食事の予算としては、ランチが2,000円から3,000円程度、ディナーは3,000円から5,000円程度が目安となるでしょう。
総席数44席の店内は、広々とした空間が特徴で、焼き台付きのテーブル席が15卓(36席)配置されています。ゆったりと過ごせるソファー席も完備されており、また、8席あるサニーサイドテラス席では、天気の良い日に開放的な雰囲気の中で食事を楽しむこともできますが、テラス席の予約はできません。店内は全席禁煙で、バリアフリー対応がされており、車椅子での入店も可能です。お子様連れのお客様も歓迎されており、乳児から小学生まで利用でき、ベビーカーの入店も可能です。お子様用の椅子も用意されています。
特別なサービスとして、最大50名様までの宴会利用が可能で、人数や予算に応じた料理の相談に応じてもらえます。また、2時間の飲み放題付きコースも一人あたり4,000円から提供されており、宴会利用にも適しています。店内では無料Wi-Fiが利用できるため、スマートフォンの利用も快適です。さらに、店舗の入口には冷凍自動販売機が設置されており、いくらや鮭、茂助だんごといった築地の名産品を気軽に購入できるユニークなサービスも提供しています。来店予約は各種グルメサイトや公式ホームページを通じて可能で、特に混雑が予想される時間帯は、事前の予約がスムーズな入店に繋がります。