小田急線および京王井の頭線の下北沢駅東口から徒歩3分、茶沢通り沿いの北沢タウンホール隣にあるコージー下北沢2階に位置する「Boylston」は、隠れ家のような雰囲気を持つダイニングバーです。もともと1979年から43年間渋谷で営業していましたが、ビル解体に伴い2022年に下北沢へ移転し、その歴史とコンセプトを受け継いでいます。
店内は、まるで東海岸の書斎に招かれたかのような、アンティーク調の家具や小物、カメラ、本、ブリキの車などが飾られたユニークな空間が広がっています。一歩足を踏み入れると、入り口からは想像できないような、心地よいギャップが訪問者を迎えます。この空間は、まるでホームパーティにいるかのようなアットホームな雰囲気を提供し、来店者が気軽に立ち寄れることを目指しています。
「Boylston」の大きな魅力の一つは、こだわりの音楽と豊富に取り揃えられたバーボンです。1960年代から1980年代にかけてのロック&ポップス、AOR、ウエストコーストといった往年の名曲が店内に流れ、音楽好きにはたまらないでしょう。バーボンは50種類以上と充実しており、バーボンをかっこよく、そして楽しく味わえるお店として親しまれています。バーボンが苦手な方でも楽しめるよう、様々なドリンクが用意されているのも特徴です。
料理は、バーボンに合う個性豊かなアメリカ南部家庭料理が中心で、特にケイジャン料理やテキサス・メキシコ料理(テクスメックス料理)が人気です。アジアン風のテイストを取り入れたものや、誰もが親しみやすいポピュラーな料理も提供されており、フードを目当てに訪れるファンも少なくありません。「サザンフライドチキン」や「ボイルストンスペアリブ」、「チリコンカヌー」、「ガンボ」、「ケイジャンクリームパスタ」といったメニューが楽しめます。ドリンクでは「アサヒビール樽詰生」や「バーボンバック」、「オールドファッションド」などが提供されています。夜の予算は、おおよそ3,000円から3,999円程度で利用できるとされています。
席数は全20席で、カウンター席が4席、テーブル席が5卓あり、さらに予備椅子も用意されています。個室の用意はありませんが、貸切での利用は可能です。全席喫煙可能であるため、喫煙者にとっては居心地の良い空間と言えるでしょう。音楽とバーボン、そしてアメリカ南部料理が織りなす独特の世界観の中で、ゆったりとした時間を過ごせるお店です。